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TOP > 頼れる街の歯科医院を紹介 > 親知らずは「不要」とは限らない 抜く前に知っておきたい「残す価値」
親知らずは、どれも「いらない歯」と思われがちですが、場合によっては大事な役割を果たしてくれます。親知らずの治療について、茨木・高槻に歯科クリニックを展開する医療法人スマイルプランの有田先生に詳しいお話をうかがいました。
親知らずは、抜かずに積極的に残したほうが良い場合があります。一つは、親知らずがまっすぐに生えていて、上の歯としっかり噛み合っている場合。親知らずは、噛み合わせの力を支えてくれる大臼歯グループの一番奥に位置しています。また、親知らずのさらに後ろの下顎角、いわゆるエラの部分には、噛み合わせの力を発揮するための筋肉があります。そのため必然的に、一番奥の歯にもっとも強い力がかかります。このとき、親知らずが噛む力を担い、他の歯にかかる負担を軽減してくれるのです。
もう一つは、親知らずより手前の臼歯がなくなってしまった場合です。ブリッジや入れ歯を選択する方は、親知らずがあるかないかで結果が大きく異なります。 そしてもう一つ、他の大臼歯を抜かなければならなくなった場合で、親知らずと歯根の形が適合する場合。親知らずを移植し、失った歯の代わりに機能させられる可能性があります。このように、不要と思われがちな親知らずも、場合によっては残す価値があるということを知っておいていただきたいですね。
親知らずの抜歯は、難症例が多く、技術力が必要となります。移植するとなるとさらに高水準の技術と設備が必要となるため、大学病院での治療を勧められることが多いです。当院では、優れた技術力を持つドクターと、最先端の設備を整えているため、院内での治療が可能です。もちろん、ご希望に応じて阪大病院など連携する病院をご紹介することもできます。親知らずでお悩みの方は、一度ご相談ください。