もともと不動産会社で働いていた平井さん。ファイナンシャル・プランナーを目指したのは、奥様のご実家の相続手続きを行ったことがきっかけだ。相続税について調べる中で、「農地の納税猶予」という制度を知り、相続税の負担が軽くなることを学んだ。そのとき、制度を知っていること、それを活用できることの重要性を実感し、ファイナンシャル・プランナーの資格を取得した。取得後、不動産会社で働く中で「お客さまの立場で、本当に良い相続財産の活用を提案したい」と独立を決意。以来20年、相談者からの紹介で依頼が続き、さまざまな案件に携わってきた。

千里朝日阪急ビルや高槻市生涯学習センターで定期的に開催している「生活向上セミナー」にも登壇している平井さん。セミナーでは「円満な相続の実現」をメインテーマに講演。相続といっても、何から始めて良いか分からない人に向けて、最初の入り口となるセミナーだ。平井さんは「相続について気になったときが、円満な相続の始まり。相続についての正しい知識と考え方を学び、次の世代に何を残していくかを考えておくことが大切です。セミナーでは、そのためのポイントをお伝えしたい」と話している。千里ニュータウンに住んで50年、北摂の情報に強い点も相談者にとっては心強い。