代表あいさつ

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街と暮らしのトキメキをデザインする仕事

情報紙「CityLife」は1986年に大阪府茨木市で創刊しました。創刊当初の媒体名は情報紙シティライフではなく「リサイクラー」。この紙名の由来はアメリカにあります。

私は、若い頃からアメリカに憧れがあり、1972年20歳の時、初めて渡米しました。半世紀前のアメリカは日本の若者に大きなカルチャーショックを与える国でした。その後1981年に再渡米し、3年間アメリカで過ごしました。そのとき出会ったのが、地元の生活者に親しまれていた「リサイクラー」という情報誌でした。内容は「売ります、買います」という個人売買の情報。当時から起業を志していた私は「これだ!」と考え、帰国後、日本でリサイクル情報紙を創刊しました。

個人売買情報は、今でこそwebやアプリでお馴染みですが、当時、日本では画期的な情報サービス。創刊当初から、その反響は驚くべきものでした。創刊号を配布した翌日にはハガキの束が編集部に届き、それから毎日、段ボール一杯のハガキが届けられたのです。「求められているモノを提供すると喜ばれる」という、当たり前ではありますが「事業の基本」と言うべきものを体感した出来事でした。その後、リサイクル情報に特化していた紙面内容の幅を広げるため「シティライフ」という媒体名に変更。現在も地域情報を読者の皆さまにお届けしています。

当社のもう一つの事業の柱であるイベント事業も、アメリカでのガレージセールとの出会いからスタートしています。最初に実施したのがジャスコ新茨木店(現在のイオンスタイル新茨木)で開催したガレージセール。人と人が新たに出会い、笑顔や喜びを生み出すイベントの可能性をあらためて実感した機会でした。

「リサイクル」は当時、中古品を使うことによる経済的メリットが目立つ用語でした。しかし地球温暖化が深刻化するにつれ、「リサイクル」は徐々に「エコノミー(経済)」から「エコロジー(環境)」の意義が強くなってきました。そんな時代背景から2006年、万博記念公園で環境啓発イベント「ロハスフェスタ」がスタート。ナチュラル志向で環境意識の高い方々の支持を得て全国展開し、現在ではロハスからSDGsへ、テーマとコンテンツを進化させながら開催しています。

2021年は私たちにとって、創業35周年という節目の年となります。創業から時代は流れITが本格化し、さらにその流れを加速させるニューノーマルの時代が否応なく到来しています。新しい生活様式に合わせて、情報配信はデジタル・モバイルに比重が移り、イベント開催の方法も出展者・来場者双方が安心できる仕組みをつくっていく必要があります。しかしながら、時代が変わっても人が求める根本の部分は変わりません。人とモノ、人と地域、人と人、その出会いの中から喜びは生まれます。これからも私たちはそれらつなぐ「情報」と「場」を創造し、新しい時代に向けて、街と暮らしのトキメキをデザインする会社でありたいと考えています。

株式会社シティライフNEW 代表取締役 池谷 綱記