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TOP > 〈特集〉ヘルスリテラシーを高めよう > 可愛くて、食べやすい ”薬膳”の世界/巡りごはん いろは
“薬膳”という言葉は聞いたことあるけれど、どれが薬膳の食材なのかわからない。食べたこともない。そんな人が多いのでないだろうか。実は薬膳はすごく身近なもので、いつもの食事に取り入れるのも簡単だそうだ。
北摂では珍しい薬膳を美味しく可愛く楽しめる、「巡りごはん いろは」のオーナー鍋谷さんに薬膳のことを聞いてみた。
季節の変わり目や季節性のアレルギーに体調が優れなくなる人も多いはず。「体内に毒素やアレルギーに反応するものが溜まっていると季節の影響を受けることがあります。」と鍋谷さん。 薬膳というのは中国に昔からある物で、体質・体調にあわせてつくるお料理のこと。 東洋医学の考え方「医食同源」を元に食べ物で健康になるために考えられたもののため、サプリメントのように食事とは別ではなく、いつもの食事を少し変えるというものだ。
「多くの方が薬膳や漢方を難しいものだと思っています。実は私もそうでした」と鍋谷さん。お話を伺うとお店を始める数年前まで薬膳も漢方も全く知らなかったそう。ご自身とお母様の病気の治療をきっかけに漢方と薬膳の存在と凄さを知ったのだとか。それから精力的に知識をつけていき、1人でも多くの方に薬膳の良さを知ってもらいたいと思い切ってお店を始めた。今年で4年目を迎える同店には、日常の食事を見直したい方や季節の変わり目にいつも不調を抱えてしまう人が助けを求めてやってくる。そんな店内には、なつめのチップスやショウガパウダー、オリジナルの薬膳ティーなど全く知らない人でも“薬膳”の世界に気軽に触れる事ができるような商品が揃っている。
「私もまったく知らない状態から始まりました。なので、興味を持ってお店に来られる方が手に取りやすいように、薬膳のある生活がスタートしやすいように心がけています。ランチのメニューもその想いからお家で簡単に再現できるようにしています。」との事。 珍しい野菜や材料を使うのではなく、いつもお料理している食材の組み合わせを変えるだけで立派な薬膳なのだとか。 「難しく考えず、まずはお菓子やお茶から薬膳を知ってください。気になることはお答えしますのでお気軽にお越しください」と話す。