「知能育成コース」は、1回45分で1つの科目にじっくり取り組む。しかし、幼児にとって45分というのは長時間。集中力が持たない子どももいるのではないだろうか? 教室長の江口梢さんは「無理に学習させるのではなく、その理由や子どもの『なぜ?』を大事にしています」と話す。「子どもに表現させて、それを聞きます」。何を表現したかったのか、なぜそう表現したのかなど、しっかり子どもに向き合い、できる限り対応しているという。
問題を解くときも子どもに向き合う姿勢は同じだ。「各教材には”正解”がありますが、それ以外の答えだっていい。『その答えに至った過程が大切』なんです。自分で考えて表現することが大事です」。教材と答えが違っていても、その答えを導き出す思考そのものを褒めることで成功体験に繋がるし、将来必要となる思考力も身につけることができる。「どうしたら子どもたちが伸びるか、常に考えています」と江口さん。