例えば、ある生徒は「数字を使わずに数を表現したい」という目標を立て、それを実現する装置作りに取り組んだ。漠然とした「やりたいこと」を形にするため、講師は作業のアドバイスはもちろん、想像力をかきたてる声掛けを行う。結果、ボタンを押すとビー玉がレーンに落ち、落ちた場所を見れば、何の数なのかわかるという装置を見事に完成させた。考案した生徒は当時、小学5年生だというから驚きだ。プログラミングは、信号機やエレベータなど生活に必要なさまざまなものに応用されている。共通の言語として英語が使われているのもポイント。「学んでおけば活躍の場は世界に広がる可能性も」と朝倉先生。