地域情報紙「City Life」が発信する地域密着のニュースサイト
地域から選ぶ
ジャンルから選ぶ
PICK UP
TOP > 〈特集〉気になるキレイのひみつ > 正しい姿勢でつくる呼吸美人
長時間のデスクワークや、スマホの使用で前かがみになっていないだろうか。
前かがみの姿勢がつづくと、肺が圧迫され呼吸が浅くなってしまうそう。 浅い呼吸は疲れやすくなったり、肩がこったりとさまざまな不調の原因に。丸い背中は老けた印象にも。
「姿勢は美しさとヘルシーの基本。深い呼吸にもつながります」と糀谷さん。
今回は、正しい呼吸をするための簡単なストレッチを教えてもらった。
姿勢を整えるストレッチ まずは、呼吸しやすい姿勢作りから。 糀谷さんによると「正しい姿勢をいつもキープするのは難しくても、気が付いたときにストレッチすればOK。体がリセットされます」。 <方法> ①足を骨盤幅に広げて座る。 ②体をゆらゆらと左右に揺らし、肩を左右交互に、数回大きく後ろに回す ★背骨から筋肉を引き剝がすイメージで行うとGOOD! ③座骨に均等に体重を乗せてストップ ④肩を上に持ち上げて後ろに回し、ストンとおろす ⑤頭を背骨の上に乗せる ★顔が前に出ないように
●POINT● ★つま先と膝は正面。膝は90度に曲げる ★腰骨のまっすぐ上に肩が乗るようなイメージ ★首の後ろを伸ばす ★おヘソとみぞおちの距離を離す
肋骨を動かすストレッチ 深く呼吸するためには、横隔膜や肋骨の間にある筋肉をしっかり動かすことが重要。 「息の長さは自分の自然な呼吸でOK。『ここがのびてるな』『気持ち良いな』と感じながら行うと、筋肉も動きやすくなります」。 <方法> ①正しい姿勢をキープしたまま、アンダーバストに手を当てて、鼻から息を吸う。左右の手が離れていくのを確認 ②口から細く長く息を吐く ③3~5回繰り返し「身体の空気が入れ替わった」と感じたらOK
お腹を縦に伸ばすストレッチ きれいな姿勢のポイントは、おヘソとみぞおちの距離を離すこと。 ここを伸ばすことで、体の前側と後ろ側のバランスもとりやすくなる。 「無理をすることは全くありません。自分の体と会話しながら行うのが大切。朝起きたときや寝る前にもおすすめです」。 お腹まわりのシェイプアップも期待できるほか、肩コリの解消にも。 <方法> ①正しい姿勢をキープしたまま、手のひらを天井に向けて組み、まっすぐに持ち上げる ②口から息を吐いて、鼻から吸う ③口から息を吐きながら、体を左にひねる ④鼻から吸いながら、正面に戻る。反対側も同じように行う ★左右1回ずつ、3セットを目安に
胸を開くストレッチ 家事やデスクワークなど、普段の生活では体の前側の筋肉を使いがちだそう。 それでは胸の空間が狭くなり、深い呼吸もしづらくなる。 「胸が開けば、姿勢も整います。また、肩甲骨が寄ると背中はグラマラスに。見た目年齢も変わります」と糀谷さん。 <方法> ①正しい姿勢をキープしたまま、肩を上に持ち上げて後ろにまわしてストンとおろす ②手のひらを外側に向けて、口から息をはきながら、肩の高さまでゆっくり持ち上げる ③鼻から息を吸い、そのまま腕をキープ ④口から息を吐きながら、ゆっくりと腕をおろし、肩をぐっと下げる ★3回ほどを目安に
●取材協力/ウォーキングスタイリスト 糀谷園子さん● アパレルメーカーでデザイナー、プランナーとして17年間勤務。 産後、ウォーキングに出会い心と体が美しくヘルシーに変化。 2006年から講師として活動する。 「女性を笑顔にするお手伝いがしたい」と、大阪市内や北摂でウォーキングレッスンを開講するほか、 ミス・ワールド、ミス・インターナショナルなどに指導も行う。 記事作成日:2021年8月