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TOP > 北摂の知られざる芸術や文化に触れる「芸術さんぽ」へ > 北摂の知られざる芸術や文化に触れる「芸術さんぽ」へ
北摂は知られざる美術品や芸術作品、歴史的な資料の宝庫と言われている。
世界最大規模の民俗学の博物館や、文豪・川端康成の軌跡をたどる文学館など、その分野では有数の芸術や文化財がある。
美術館や博物館を巡れば感性をくすぐる知的な好奇心と出会えるはず。
吹田市の万博記念公園内にある「国立民族学博物館」は博物館でありながら、なんと大学と同じ性格を持つ研究機関。 現在も50人以上の研究者が在籍し、日々の成果を展示企画。民族学に特化した博物館として、世界最大の規模といわれている。 世界に誇る博物館でありながら、子どもにも分かりやすく解説してくれるのも魅力だ。
高槻市の「JT生命誌研究館」もまた、生命科学と他分野の架け橋となる研究機関であり、一般に開かれた文化施設。 エントランス前に現れる「生命誌の階段」は1段で約1億年を示しているそう。 壁面の絵を眺めながら38億年の歴史をたどり、中では多彩なスタイルを五感で楽しむことができる。
池田市にある「逸翁美術館」は、阪急阪神東宝グループの創始者・小林一三の美しい邸宅がそのまま美術館となっている。 与謝蕪村や江戸時代中期の絵師・呉春をこよなく愛し、俳人・歌人としても名をはせた「逸翁」こと小林一三。彼の収集品約5,500点が所蔵されている。 同市内には同じく小林一三にまつわる「小林一三記念館」「池田文庫」もある。当時の時代背景や貴重な史料に触れてみるのも面白い。
茨木市の文豪・川端康成の人生をたどる「茨木市立川端康成文学館」は、著書や原稿、書簡のほか、写真や映像、初版本など約400点を展示。 鎌倉にある川端邸の書斎を再現したコーナーもあって、名著が生まれた環境を肌で感じることができる。川端が通った学校や書店といったゆかりの地を紹介するマップもあるので、市内でスポット巡りもおすすめだ。
ここで挙げたのは、まだほんの一部。北摂の歴史・文化をまとめたムック本「北摂まち本」では、様々な美術館・博物館を紹介している。他にも「老舗グルメ店」「ものづくり」や「商店街」など、様々な切り口で北摂の魅力を紹介している。「北摂まち本」を片手に、まちあるきを楽しんでみよう。