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TOP > 〈特集〉気になるキレイのひみつ > 乾燥する季節に 手肌を守るハンドケア
秋の乾燥した空気に加え、頻繁に行う手洗いや消毒。気がつくと手がカサカサになってはいないだろうか。
「手を美しく保つには血行を良くして、指先まで栄養を届けることが大切」とハンドビューティーコンサルタントの山田さん。
今回は、自分でできる簡単なハンドケアを教えてもらった。
朝晩の保湿ケア 朝晩のスキンケアのタイミングで手にもたっぷりと化粧水を。 その後、保湿クリームかオイルで水分を閉じ込める。 軽く手を握り、反対の手の平で包むようにして関節のシワにも丁寧に塗る。 「化粧水は、高価なものでなくてOK。スキンケアで余った分をつけるのではなく、手だけのために化粧水を使ってみてください」(山田さん)
血行をよくするストレッチ 左右の指を合わせて、心地よく感じる強さでグッと反らし、緩める。 数回繰り返すと、指先の血行がよくなり、じんわりと暖かくなる。 入浴時や寝る前など、リラックスタイムに取り入れて。
血行をよくするマッサージ 2~3秒、指の関節と爪の生え際をそれぞれ横から数回ギュッと押す。 保湿クリームやオイルを塗って行うと、肌の摩擦も軽減される。 保湿ケアとセットで、習慣化することが続けるコツ。 「『手は毎日休むことなく酷使されている』と意識することがケアの第一歩。 毎日ありがとう、とねぎらってあげると手に意識が向いてケアが続けやすくなると思います」(山田さん)
体側のばし 手を美しく保つには、血行をよくして栄養を指先まで届けるのが大切。 「脇や腕を通って、手に血液が届くので体側のストレッチもおすすめです」(山田さん) <手順> ①足を肩幅に開き、手を組んでまっすぐ頭の上にあげる。手の平は天井向き。鼻から息を吸う。 ②口から息を吐きながら、腰を横にスライドさせる。 脇の下、腰、骨盤の側面が伸びているのを感じる。 ③反対側も同様に行なう。
日中のケア 手荒れがひどいときには、手洗いや消毒の後にもケアを。 「日中はベタつきが気になる」という人は、サラッとした肌なじみがよいオイルを手の甲だけに塗るのがおすすめ。 オイルは肌のキメを整え、肌をやわらかくしてくれるそう。 「料理や子どものお世話で、口に入るのが気になる人は、ホホバオイルやアーモンドオイル、オリーブスクワランオイル、つばきオイルなど、できるだけナチュラルなものを選ぶと安心です。 ホホバオイルには抗酸化作用をもつビタミンEが豊富に含まれていて、シワやたるみを防ぐ効果も期待できます」(山田さん)
寝る前のケア 保湿効果の高いシアバターなどが入ったクリームは、寝る前のケアに。 たっぷりと塗って、シルクやコットンの手袋をはめる。 「寝ている間に手袋をとってしまうという人は手袋なしでもOK。寝る前にケアすると翌朝のしっとり感が違います」(山田さん) こまめにケアすれば、洗いすぎなどによる手荒れは1~2週間で改善するそう。
食事・運動・睡眠を大切に 「手を美しく保つには、生活習慣がすごく大事」と山田さん。 「旬の食材を少量・多品目でバランスよく食べる」、「20~30分の軽い運動」、「いつもより30分早く寝る」など、 生活の基本を整え、体を健やかに保つことが、手のケアにもつながるそう。 「手は、家事や育児など、人のためにがんばった分だけ、症状として出やすい箇所。 それでも、ケアの仕方を知っていれば手を美しく保つことができます。 目につきやすい部分なので、日々きれいになっていくとケアするのも楽しくなってくると思います」
●取材協力● ハンドビューティーコンサルタント(日本ハンドビューティー協会所属)/栄養士 山田友佳さん 短大卒業後、化粧品ブランドのBAとして勤務。 自らの経験から、家事・育児で手を酷使する女性もケアすることで手を美しく保てることを実感。 2019年からハンドビューティーコンサルタントとして、伊丹を中心にお茶会や個別カウンセリングなどを行う。 記事作成日:2021年10月