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TOP > 〈特集〉身近なコトから ”新しい" をとりいれようNew Me New Life > これからの人生にやりがいを持って取り組める、学研教室の先生という仕事
子育て経験を生かせる仕事として人気の高い学研教室の先生。指導経験が無くてもしっかりとした研修体制や優れた教材がサポートしてくれるので安心して始めることができる。
2021年9月に茨木市で学研教室をスタートした鈴木優香先生は、これまでも幼児教育の教室で働くなど、教育関係の仕事に興味を持っていた。そして「いつかは自分の教室を…」という夢を叶えて、新しい挑戦に取り組んでいる。教室開室までの流れや魅力、やりがいなどお話を聞いた。
静かな住宅街にあるかどや酒店の2階に、学研教室・蔵垣内教室はある。LDKを利用した教室は、鈴木先生が選んだ机と椅子が並べられた素敵な空間になっている。「教室をどこで開くかは、私にとっては重要なことだったので、いろいろな場所を見学させていただきました。諸々の条件を満たしていたのがこちらで、大家さんである酒屋のご主人もとてもいい方だったので、ここでがんばろうと決めました」。 22歳の息子さんと19歳の娘さんのお母さんでもある鈴木先生。仕事はずっと続けてきたが子育てが落ち着き、本当に自分がやりたかったことに挑戦するいいタイミングだったと言う。
「私は、子どもたちに〝勉強を楽しんでやってほしい〟と思っています。たとえ上手くできなくても、やること自体が〝楽しい〟と思えることが大切だと…。実は個人的に宿題を見る教室を開きたいという想いがあったのですが、ノウハウが無いなかでやることは難しいと判断し、模索していたところで学研教室と出会いました。 資料請求をするとすぐに届き、その中に事務局のスタッフさん4名の集合写真が入っていて、みなさんの笑顔がすごく素敵で、ここでなら頑張ることができそうだと思いました」。学研教室は事務局のサポート体制が手厚いことも魅力のひとつで、生徒募集のサポートはもちろん、開室後も毎月の研修会を通じて、教室運営上の疑問や問題点を解決してくれる。
開室から4ヵ月。現在は小学2年〜5年生までの生徒が通っている。「近くにこういった教室が少なかったこともあり、今はできたことを魅力に感じて入会していただけたと思っています。これからが本当の意味で私の真価が問われるのだと気を引き締めつつも、それをとても楽しみにしています」。 新たな挑戦をどこか楽しんでいるようにも見える鈴木先生だが、生徒たちに対する細やかな心くばりも大切にしている。出席したことを証明する出席カードには、以前娘さんが集めていた立体シールやスタンプを用意。「これを貼るという動作もこれから勉強するんだというスイッチになっていますし、今日はどのシールを貼ろうかなと楽しみに教室へ来てもらうだけでもいいと思っています」。
学研教室は子どもたちが自ら考えて「わかった」「できた」と実感することを大切にしている。教材にも工夫が凝らされ、先生は答えを教えるのではなく、子どもたちが自分で答えを導き出せるように働きかけている。 「子どもたち一人ひとりに個性があって、それを大切にしたいなと思っています。生徒の中に計算名人の子が居るんですけど、〝○○ちゃんは計算が得意だね、スゴイね!〟と言ったら、普段はシャイであまり笑わないその子がすごくうれしそうにニコッて笑顔を見せてくれたんです。こんなふうに子どもたちと楽しく学びながら、考えること、学ぶことのおもしろさを共有していきたいなと思っています」。