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TOP > 〈特集〉気になるキレイのひみつ > 新年からはじめる キレイをつくる食事術
クリスマスに忘年会や新年会。年末年始は食べる機会が増える上、栄養バランスも偏りがちに。
「飲みすぎや食べすぎ、揚げ物や糖質の多い食事は腸にダメージを与え、さまざまな身体の不調を引き起こします」と 健美食コーディネーターの理恵さん。そこで今回は、身体を整えキレイをつくる食事術を教えてもらった。
毎日の食事でキレイをつくる 「飲みすぎや食べすぎなどで腸がダメージを受けると、腸内細菌のバランスが崩れ、免疫力が低下します。それが肌トラブルや便秘などさまざまな身体の不調の原因に」と理恵さん。 こういった不調は、食事を変えることで改善することが多いという。 食事で大切なのが、炭水化物、タンパク質、野菜をバランスよく食べること。 特に不足しがちなタンパク質をしっかりとることで、肌や髪にツヤがでるそう。
一食分の目安 では、炭水化物、タンパク質、野菜をどの程度食べればよいだろうか。 理恵さんによると、自分にあった一食分の食材の量は「手」が目安になる。 手は、体格によって大きさが異なるため自分の手こそ身体にあった量を教えてくれる。
食習慣を整えることは生活習慣を整えること 「食事と生活習慣は切り離せません」と理恵さん。 「朝ギリギリまで寝ていたいから朝食は食べない、仕事で遅くなるから適当にすませてしまう…など、不規則な生活習慣が食事の乱れにつながります。 食習慣を整えるためには、生活習慣も一緒に見直す必要があります」。 そこで、理恵さんがおすすめするのが「キレイをつくる7つのルール」。 これを実行することで、身体が整い、肌や髪の質が改善したり、自然と痩せやすい身体になったりと、健康や美容にうれしい効果が期待できるそう。
キレイをつくる7つのルール 1~3 1.体内時計を整える 夜更かしせず、朝はいつもの時間に起きて太陽の光を浴びる。 2.朝食をとる 卵や納豆、魚などのたんぱく質、具だくさんの汁ものやサラダなどの野菜、ごはんやパンなどの炭水化物を一緒に食べる。 「お正月におせち料理を食べるときは、お雑煮にほうれん草を入れたり、フレッシュなサラダをつけたりすると、バランスがよくなります」(理恵さん) 3.食事のリズムを整える 食事を抜いたり、ダラダラ食べたりせず、1日3食しっかり食べる。
キレイをつくる7つのルール 4~7 4.しっかり噛む ひとくち30回を目標に、しっかり噛んで。 5.野菜→タンパク質→炭水化物の順で食べる 「この順番で食べることで、胃腸に負担がかかりにくくなり、また、炭水化物のとりすぎを防ぐこともできます」(理恵さん) 6.腹八分目をこころがける 「お正月のおもちなら、1日2つ程度に。タンパク質や野菜も一緒にとりましょう」 7.こまめに身体を動かす 「大掃除をしたり、初詣やショッピングなど歩くことを意識してこまめに身体をうごかしましょう。テレビはほどほどに、おうちヨガやストレッチでリフレッシュするのも良いですね」
新年からはじめる新習慣 「7つのルールは、自分にとって心地よいことから始めてみてください。ひとつずつ増やしていけば、いつの間にか自然とすべてできるようになり、少しずつ身体が変わっていきます」(理恵さん) 個人差はあるが、肌あれがなくなったり、むくみがとれたりと効果が感じられるのは3週間~1ヵ月、早ければ3ヵ月ほどで体質も改善するそう。 新年から始めれば春には身体にうれしい変化が感じられるかも。 「私たちのカラダは食べたもので作られていますから、いくつになっても食事でカラダは変えられます。 今、抱えているプチ不調を手放し、食べるほどに、より健康で、より美しく、より幸せになれる、そんな未来にしていきましょう」。
●取材協力● 健美食コーディネーター 理恵さん 栄養士、野菜ソムリエプロなどの知識を活かし、健康レストランのメニュー開発や、配食事業のレシピ開発など、食と栄養に20年以上携わる。 2019年より、健美食コーディネーターとして、食事相談や講座、講習会を開催。しっかり食べて健康で美しいカラダをつくる食事術を伝えている。 記事作成日:2022年2月