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TOP > 〈特集〉気になるキレイのひみつ > 穏やかな心で内面からキレイを目指す
仕事や子育てが忙しくて、人間関係でもイライラ・・・。そんなストレスと戦っているとき、気づけばニキビができたり、肌荒れを起こしたりということはありませんか。「イライラが続くと肌のターンオーバーが乱れ、乾燥肌や肌荒れの原因になるなど、美容にも影響が出てきます」と話すのは一般社団法人日本アンガーマネジメント協会理事の戸田久実さん。そこで、すぐに取り組める感情のコントロール方法や、習慣にしたいリラックス方法を教えてもらいました。
イライラとキレイの関係 身体のなかでは脈拍や体温、臓器の働きをコントロールするために、自律神経が働いている。自律神経には、起きているとき・緊張状態にあるときに優位になる交感神経と、寝ているとき・リラックスしているときに優位になる副交感神経がある。「ストレスを受けると交感神経が優位になり、血管の収縮が起こります。その状態が続くと、肌を守るセラミドという成分の分泌量が減り、乾燥や肌荒れなどの原因になるといわれています」。 また、イライラが続くと体内にあるビタミンCがより多く消費される。ビタミンCには体の酸化を防ぐ作用があり、感情をうまくコントロールすることが、キレイを保つことにもつながるようだ。
イライラしたら6秒待つ カッとなりモノに八つ当たり、暴言を吐いて後悔したことはないだろうか。「あんなことするんじゃなかった」という後悔はストレスにつながり、肌トラブルなどの原因になることも。「まずはイラっとしても、怒りに任せた反射的な行動をしないこと。理性が働くまでの6秒間をやり過ごせるようになりましょう」。 とはいえ、6秒待つのは難しいこと。そこで、怒りを感じたら、数値化してみよう。「0〜10までの範囲で、いま感じている怒りは何点か?点数をつけるということです。0が全く怒りを感じていない状態、10が絶対に許せないと思うほどの激しい怒りとすると何点か?点数をつけることに意識を向ける間は怒りに任せた行動はしにくく、6秒やり過ごすこともできます」。
深呼吸を心がける イライラすると交感神経が優位になり、心臓の鼓動もはやくなり、血圧も上がります。そんな時は、ゆっくりと深呼吸をすることがおすすめ。深呼吸をくり返すと副交感神経が優位になり、リラックス効果を高めてくれるそう。 まず背筋を伸ばし、鼻からゆっくり息を吸い込む。へその下あたりの丹田に空気をためるようなイメージで吸い込むと効果的。次に吸い込んだ息はいったん止め、口からゆっくり、体の中の悪いものをすべて出し切るように息を吐く。そのとき、吸うときの倍くらいの時間をかけて吐くことを心がけると良いそう。「1度に3回を目処に、イライラしたときに取りれてみましょう。朝晩に習慣化するのもいいでしょう」。 ランニング、サイクリング、スイミング、ストレッチなどの有酸素運動も効果的だという。
戸田久実さん 一般社団法人日本アンガーマネジメント協会理事 アンガーマネジメント、アサーティブコミュニケーションなどをテーマに企業、官公庁などで研修、講演を行なっている。著書は「アンガーマネジメント」(日経文庫)など多数 一般社団法人日本アンガーマネジメント協会 https://www.angermanagement.co.jp/