昨年、『今村翔吾のまつり旅』で全国を回る中、大阪府高槻市のとある小学校を訪れた時だ。私の熱心な読者である小学生代表が皆の前で「是非、卒業式に来て欲しい」と言い、大きな拍手が起こった。なかなか断りにくい状況ではある。とはいえ、本当に行ってあげたいと思った。
予定が合うならば。そう約束して学校を後にし、その日のうちにスケジュールを調整した。
そして、先日その学校を訪れた。校長先生も乗り気でサプライズでの登場となり、私なぞに大きな歓声を上げてくれた。そこでお祝いのスピーチを行ったのだ。正直、初めての経験で何を話すかかなり迷った。その原稿をここに全文載せることにする。長いので2回に亘るだろう。この学校の卒業生だけでなく、今年、何かを卒業した全ての方々に送りたい。