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TOP > 自然発酵の力で美と健康を目指す「発酵温浴」 > 自然発酵の力で美と健康を目指す「発酵温浴」
「職場でひざ掛けがいらなくなった」「便秘が解消した」「よく眠れるようになった」。そんな喜びの声があがっているのが、JR「高槻」駅近くにある「発酵温浴nifu(ニフ)」だ。 女性専用で「酵素浴」を提供する同店。ヒノキのおがくずと米ぬかを混合したものに独自開発の種菌を加え、発酵による自然の熱で体を温める。それにより、女性特有の冷え性や代謝不良、便秘といった体の悩みを改善しようというもの。 2022年のオープン以来、20代からシニアまで多数が通う同店を、シティライフ読者モデル未奈子さんが体験した。
まずはカウンセリングから。現在の体調や肌の調子などをスタッフが丁寧にヒアリングしてくれる。温浴の効果を高める植物性発酵食ペーストと薬膳茶をいただき、ロッカールームへ。メイクを落として着替えたら、いよいよ入浴のスタート。
ヒノキのよい香りに包まれながら、浴槽に身を横たえる。パウダー状のおがくずをかけられると、「ふわふわしっとりで気持ちいいです」と未奈子さん。 「使用しているおがくずは、100%奈良県吉野産のヒノキ。現地の自社工場で間伐材などから加工しています。ガスや電気を使わず、発酵だけで80℃前後に発熱。水分と空気を含んでいるため体感的には約40℃になり、内臓からぐっと温まるんですよ」とは、マネージャーの西村さん。 温泉や岩盤浴も体を温めるという点では同じだが、発酵温浴は高温のおがくずに包まれることにより、15分という短時間で体の芯までぽかぽかになるそう。 「継続的にご利用いただくことで、基礎代謝や免疫力の向上など根本的な体質改善につながります。また、女性が冷えやすい腸や子宮も温まるので、便秘や生理痛の改善も期待できます。自律神経を整える効果もあり、更年期や不眠に悩んでいる人にもおすすめですよ」
コースによってはうつぶせ浴も。入浴中は常に担当スタッフがそばにいて、一人ひとりに合わせて熱さ調整などをしてくれるのもうれしいポイントだ。 衛生面にも気を配っている同店。おがくずは常に80℃前後なので、殺菌されている状態。3週間に1度はおがくずパウダーをすべて入れ替える。 ちなみに使用済みのおがくずは農業の肥料などにリサイクル。資源を循環させる取り組みが評価され、第11回環境省グッドライフアワード「SDGsビジネス賞」を受賞している。
入浴後はシャワーを浴び、部屋着に着替えて休憩室へ。特性の梅干しとお茶をいただきながら、ほてりが収まるまでゆったり過ごそう。芯から温まることで、しばらく汗が止まらない人もいるのだとか。 未奈子さんは、「手足の末端までぽかぽか。ひどかった肩こりもすっかり取れました」と笑顔。 ふわふわしっとりの発酵温浴で、リラックスしながら体質改善が目指せる同店。日常の不調に悩んでいる女性は、その心地よさを体感しに訪れてみては。