また、脈拍や舌の様子、おなかの張り具合をみて、血液やリンパの流れ、ガスの停滞なども確認します。そうした患者さんの状態に加え、気候や環境、世相までも踏まえて不調の原因を考察するのが漢方医学です。原因を絞り込んだら、約200種類の生薬から一人ひとりに合わせて漢方薬を院内で調合していきます。生薬の量や組み合わせ方を調整することで、その人にぴったりの漢方薬が出来上がります。漢方薬は患者さん自身で煎じて飲んでいただきますが、煎じたものをパウチにしてお渡しすることも可能です。お困りのことがあれば、気軽に相談してください。