■「学術基盤センター」の多言語多文化教育がいよいよスタート
履正社中学校・高等学校が今春より設置した「学術基盤センター」。4つの教育部が中高の学びを下支えする形で、探究的な学びの在り方をデザインする組織になっている。昨年より始まっている「言語技術教育」に続き、センター長の松本先生が主軸となって進めている「多言語多文化教育」も次々と展開を見せている。
「学校生活の中で、生徒が自然に多元的な価値に触れることができるプログラムを運営します。たとえば9月にはインドからの留学生を高1のクラスに迎え、約3ヵ月間、共に学び、日々を過ごします。そこで言葉や文化の多様性をリアルに実感することでしょう。さらにインドネシア、オーストラリア、ニュージーランドの複数の高校からそれぞれ20名ずつの生徒を受け入れる予定です」と松本先生。今後はさらに、授業や行事はもちろん、部活動における国際交流も積極的に企画していくという。まさに『世界は外にあるものではなく、ここが世界だ』と実感できる環境が整っている。