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TOP > さまざまな合併症を起こす「糖尿病」 早期から専門医の治療で重症化を防ぐ/ 岩本内科クリニック > さまざまな合併症を起こす「糖尿病」 早期から専門医の治療で重症化を防ぐ/ 岩本内科クリニック
食生活の欧米化等も影響し、患者が急増している糖尿病。主な症状や治療について、岩本内科クリニックの岩本先生に伺った。
「糖尿病」とは、血糖値を下げるホルモン「インスリン」の分泌が不足、または効きが悪くなり、血液中のブドウ糖が増える病気です。進行すると、口渇・多尿・体重減少などが現れ、神経・眼・腎臓などにさまざまな障害を引き起こします。中でも、遺伝や生活習慣が原因となる「2型糖尿病」は、40歳以降で発症率が増加します。近年、食生活の欧米化や運動不足の傾向によって、年々患者数が増え、20歳代でも発症がみられています。
糖尿病は自覚できる初期症状があまりなく、予防・早期発見には、検査が大切です。特に発症しやすい「40歳以上」「メタボ体質」「家族に糖尿病患者がいる」方は、要注意。一度、病院や健康診断で検査を受けましょう。検査には、空腹時と糖分摂取後の血糖値を測る検査のほか、過去1〜2ヵ月の血糖値の平均を血液から調べる「HbA1c」検査があります。悪化すると治療が難しくなるため、「糖尿病予備軍」と呼ばれる発症前、発症初期の段階で、専門医による指導や治療を受けることをおすすめします。
当院では、医師による生活習慣の見直し、管理栄養士による食事の指導、経口薬やインスリン注射などの治療を行っています。糖尿病治療は、患者さんを取り巻く環境や普段の生活を知ることが重要なので、一人ひとりに寄り添うオーダーメイドの治療をしています。また、その他の生活習慣病(高血圧・高脂血症)や甲状腺疾患(橋本病・バセドウ病)も専門的に診療しています。 記事作成日:2024年9月