女性の約9人に1人がかかるといわれる乳がん。その約8割は女性ホルモンの影響によるもので、初経が早い、閉経が遅い、高齢初産、未産など長く女性ホルモンの作用を受けている人はリスクが高くなります。そのほか、喫煙や飲酒、閉経後の肥満といった生活習慣も要因になるといわれています。
女性なら誰しもかかる可能性がある乳がんですが、早期に発見することにより治癒しやすくなります。そのためには「ブレストアウェアネス」=自分の乳房を日頃から意識することがもっとも重要です。月に1度は鏡で自身の乳房を観察して、くぼみなど変形がないかセルフチェックを。乳房を肋骨に沿うように指でなでて、しこりがないかも確認します。生理が終わって1週間後くらいたつと乳房の張りが少なくなってわかりやすいですね。そして乳がん検診も大切です。30歳以上の女性は2年に1度、可能であれば毎年健診を受けましょう。