私の場合、会社を作り、遂に十七人の正社員を抱えることとなってしまった。アルバイトスタッフを含めれば三十人を超える。
何故、それほど多いのかというと、最大の理由は書店という実店舗があるということだ。彼ら書店業務に従事する面々は、うちの会社ではそのまま「書店組」と呼ばれている。
しかし、その書店組を除いたとしても、私以外に七人の内勤スタッフがいる。執筆のサポートのほか、講演やTVの窓口、ホームページや動画の作成、書店組の後方支援、全てこの「内勤組」が行っている訳だ。
これほど人を雇っているので「大変ですね」と、よく言われる。この場合大抵、「食べさせていくのは」という意味である。まあ、それも常に念頭にはあるのだが、大変なのはマネージメントである。これだけの人数になってくると、人員の配置や、仕事の分配に対して、組織的な動きが求められるようになってくるからだ。