毒は恐怖ではなく、命の知恵だ——ニフレルが問いかける新展示
ニフレルに新ゾーン「どくにふれる」が誕生した。テーマはずばり、生き物の「毒」。なぜこのテーマを選んだのか。館長はこう語る。
「一番にあるのは、怖いという概念を覆したいという思いです。生き物が持つ毒は、実は知恵であり、戦略なんです。毒そのものを遠ざけるのではなく、私たちの身近にもっと引き寄せて感じていただきたい」
飼育現場で長年、毒を持つ生き物と向き合ってきた経験から、情報の格差や毒に対する誤解を痛感してきたという。「毒の生き物に対するリスペクトを持ちながら、その奥深さをもっと多くの人に感じていただきたいと思い、このテーマにいたしました」。