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TOP > 子どものやり抜く力を育む > 国語力アップを重視した学習スタイルで、考える力を成長させる/学習塾
茨木市と豊中市にある学習塾「め塾」の塾長、長島さんは、独自の学習ノウハウを長年研究・実践し続けいる。大学時代から家庭教師のアルバイトを勤め、「受け持つ生徒の成績が軒並みアップするので、人気講師でした(笑)」と、当時から教育への関心が高かったそう。それらの経験を子どもたちに伝えるため1997年に学習塾を開校。小学生から中学生までを対象に、苦手科目の解消や先取り学習に取り組む個別授業のほか、学ぶ姿勢を育む一斉授業に力を注いでいる。
授業中に話を聞く事が出来ない生徒は非常に多いという。め塾では“聞いてるつもり・わかったつもり・できてるつもり”を徹底して改善していく。「例えば、『今、先生は何をしてくださいと言いました?』と質問すると、聞く姿勢が整っていないので答えられないんです。そうした初歩的な力を付けるために、授業では小まめに質問をしたり反復問題に取り組んでいます」と長島さん。勉強に臨むための「しっかり話を聞く姿勢」を身につけることからはじめる。
社会的にニーズが高まっているオンライン授業では、“飛び級クラス”が成果をあげているという。長島さんは、「特に小学校6年生の場合、中学校の勉強に取り組んでいるという自尊心が自信を育み、学習意欲の向上に役立ちます。さらにオンラインなので、自宅で気軽に学習できるメリットもあり、勉強の習慣付けにも効果的で、進学後の学力に差が出ると思います」。
そうした、学習に励む気持ちを引き出すと同時に取り組んでいるのが、国語力の強化だ。「大阪府の入試では各教科で記述問題が増加。そのため、伝える力を付けるための作文問題や、文法の役割を覚えたり読めない漢字を前後の文脈から類推したりする力を付けるため、本を読んだ後に小テストなどを行っています」。
姿勢や考え抜く力を教える「め塾」の学習スタイルは、全講師も徹底して取り組んでいる。「私の教え子が今は講師をしてくれています。それぞれが生徒ごとに接し方、励まし方、褒め方を考えて全力で向き合っています。生徒が考え抜くのだから講師も当然。その絆が、この塾で成長するひとつの土台だと思っています」と、長島さんは嬉しそうに語ってくれた。