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TOP > 〈特集〉良い仕事には理由がある プロの仕事のこだわり > 靴専科高槻店の想いを込めた修理・クリーニングで永く大切に
JR高槻駅、阪急高槻市駅から徒歩約5分のところにある「靴専科 高槻店」。2018年9月のオープン以来、傷んだ靴はもちろんバッグや財布まで、確かな技術で修理・クリーニングをしてくれるとリピーターを増やし続けている。靴、かばんそれぞれに専門の職人が担当している。なにより大事にしているのは、一つひとつ想いを込めて作業にあたること。大切に使い続けてきた品を美しく甦らせて、これから先も永く使えるようにしてくれる。
【純正パーツのような靴修理】 革靴、パンプス、スニーカーのつま先やかかとは擦り減り、ソールを修理したら「履き心地がかわってしまった」「修理のあとは目立つ」なんてことで二の足を踏んでいる方も多いのでは。同店には、イタリアで靴づくりを勉強し、実際にオーダー靴を作っていた「靴職人」が在籍し、靴修理全般を担当してくれる。傷んだ場所のみの修理ではなく、全体のバランス、商品の構造を考えながら修理してくれるので、オリジナルパーツのように馴染むと評判だ!
【バックの修理も1人で責任を持って作業】 同店には10年のキャリアがあり、京都でオリジナルバックの工房を持つ鞄職人も在籍。 持ち手の交換やファスナーの修理のほか、色変更や色あせの補修、ちょっとしたリメイクにも対応してくれるので、きれいになって再び大活躍してくれるそうだ。
【ハイヒール、革靴からスニーカーまで】 靴修理は、かかとゴム交換やヒール、つま先、すべり止め加工(ハーフソール)、インソール、オールソール修理など各種行なっている。また意外と知られていないがスニーカーはもちろん、革靴も洗浄(クリーニング)できるという。同店ではオリジナル洗剤とオゾン水でしっかり洗浄、除菌、消臭。汚れをしっかり落とした後に、保湿、革用の美容液を塗って、縮まないように型に入れてオゾンボックスで乾かすという。ここでもさらに臭いを取ってくれる。ゲリラ豪雨の時に履いていた靴をそのまま収納しているとカビやその他菌類が繁殖してしまうので、早めのお手入れが大切。
【買いたての美しさが蘇る色補正】 傷やカビ、日焼けによる色褪せ、雨ジミ、油汚れがあると人前で履くには恥ずかしい。 色補正メニューは、かすかに残った預かり品本来の色を見本に顔料を一から調合し、預かり品本来の色を甦らせる。難しい色の復元を可能にしているのは、研究を惜しまない釜洞さんの探求心と、優れた色彩感覚を持つ鞄職人宇佐美さんの経験値だ。 「日々、多くの靴や鞄の修理・色補正を行いますがまだまだ見たこともないような色を使った商品があります。そのため、顔料の調合や塗り方など研究は欠かせません」と釜洞さん。
同店の色補正の技術を動画でご紹介。 長年の経験から元の色に一番近い色を再現し、カビの跡や傷をわからないようにきれいに塗り上げていく。