
神峯山寺で招福・厄除祈願を 一年の始まりにお参りを
新たな気持ちで諸願をご祈願 初詣「修正会(しゅしょうえ)」
新しい年を迎え、初めてお寺にお参りをする『初詣』では、一年の計や目標、夢などの決意を神仏に近い表明し、一年間の無事を祈願するのが慣習だ。そして、家族にも福がやってくるように福笹や破魔矢、お守りなどの縁起物を持ち帰り、仏からの力を貰う。しかし、実践を怠ればご利益を貰えないので、願うばかりではなく自らが進んで実行することを誓うことも大切だ。
神峯山寺の初詣でオススメなのが、僧侶が一つずつ読み上げ、その内容を説明する
日本で唯一の御神籤「神峯山寺毘沙門天みくじ」だ。小正月の14日は、お正月に御本尊・毘沙門天にお供えしたお餅を鏡開きし、「厄除ぜんざい」として振る舞われる。仏の力がこまったお餅を食べることができる1年間で唯一の日だ。
神峯山寺修験者による初寅会「大護摩」(はつとらえ おおごま)
年明け最初の寅の日に行われる初寅会の「大護摩」は、神峯山寺修験の行者によって野外で行われる護摩法要。願い事を書き写した護摩木を大護摩の際に焚き上げ、ご本尊毘沙門天に祈願を捧げる。「火渡り神事」では自ら気合を入れ、気持ちを奮い立たせて火の上を歩く事で自身の業を焼き尽くす。そうすることで心身共に清められ厄から逃れる事ができるという。また一年間の無病息災や家内安全、商売繁盛などのご利益を御本尊から頂戴できる。


ご祈願・厄払い
毘沙門不動特別秘密護摩祈願
化城院「毘沙門不動護摩祈願」は、一年中いつでも祈願ができ、自分の願いだけでなく家族や友人などの願いも神仏に届けることができる「行」だ。化城院のご本尊である不動明王は密教行者を守護する仏様であり、全ての人々を救済するという誓願から、善男善女の様々な願い事を聞いてくれるという霊験あらたかな仏様だ。
護摩の火に当たることで不動明王の霊験に触れ、一心に願い事が叶うように祈る。
“苦労”と“厄”は異なり、苦労は自分が作るものだが厄は自分の責任とは関係なく、勝手にやって来るものなので神仏に祈願し除いてもらう必要がある。厄年以外の人の元にも厄はやってくる。本来は節分にやるのが中心となっているが、年明けから2月までに厄除祈願をするのが望ましいのだとか。
毎年の家族行事として神峯山寺の護摩行に行ってみては。

