地域情報紙「City Life」が発信する地域密着のニュースサイト
地域から選ぶ
ジャンルから選ぶ
PICK UP
TOP > 異業種で培った豊富な経験で 老後の"漠然とした不安”を突き止める > 異業種で培った豊富な経験で 老後の”漠然とした不安”を突き止める
保険の総合コンサルティングを行うノーダスの赤川元秀さんは、ファイナンシャルプランナーとして1,000件以上もの相談実績を持つ。個別の相談だけではなく毎月各所でセミナーを開催するなど、多くの人とじっくり話を聞き、様々な問題の解決に取り組んできた。ライフプランを相談する女性も多く、現在は老後や女性がひとりになった後のセカンドライフの提案に力を入れている。
もともとはホテルや自営業など、14年間飲食業をしていた赤川さん。当時、何度も勧誘にくる保険店に対して嫌な印象しかなく「(ファイナンシャルプランナーをしている)今とは、真逆の立場にいました」という。「だからこそ、顧客の目線に立って、役に立てるのではないか」と考えるように。イチから保険会社で基礎を学び2007年にファイナンシャルプランナーの資格を取得した。今のスタンスは「勧められてきた立場だったからこそ、必要がなければ無理に勧めない」こと。まずは信頼してもらうことを第一と考え、適切なライフプランを提案している。
これまで担当した年齢層は20~90代と幅広い。貯蓄、教育ローン、住宅ローンなど様々な相談がある中、どれか一つだけをアドバイスするのではなく、総合的な提案をしている。「例えば、目先の問題についてスムーズに解決できる方法があっても、それをすることで他で損をしては意味がありません」と赤川さん。長い目で計画を立てるためには、何よりも顧客を知ることがポイント。赤川さんの顧客にはリピーターが多く、キャリアと同じ17年間の付き合いがある人や、以前の顧客が違う案件で戻ってくることもあるという。
千里中央と高槻で定期的に開催されている「生活向上セミナー」にも登壇している赤川さん。「お金の基礎」をテーマとしている理由は、「例えば、老後などを考えたとき、不安ではあるものの具体的な内容については漠然としている人が多い。まずは不安の正体を突き止めることに重点を置きます」と赤川さん。「運用に失敗した」経験や「預け先がわからない」「そもそも今の運用は正解?」などなどの事例を踏まえ、お金に関する基本的な知識から丁寧に説明していく。気軽に質問しやすいやわらかい雰囲気は、赤川さんならでは。身の回りの〝お金事情〟について、考え直すきっかけになるかもしれない。