
心理学や例え話を交えて お金と一緒に「幸せな人生」を考える
業界30年のベテラン・北野美也子さん(写真右)と、過去の経験を活かし「今の仕事が天職」と言う植田ひとみさん(同左)は、それぞれ得意の心理学や例え話などを交え、お客様の真のニーズを引き出す達人。お金の話をしていたつもりが、自分でも気づかなかった「幸せの形」が輪郭を現してくる。分かりやすく優しい語り口で”行動すること”の重要性を説き、一歩踏み出す勇気をくれる2人だ。
ピンの営業マンから始め企業にも出入りするなど、保険業界一筋の北野さん。プライベートでは2人の子どもを育て上げた母の顔も持ち、子育て世代や、ひと段落した女性にも強い味方。そんな北野さんは、ひょんなことがきっかけで学んだ「選択理論心理学」を仕事にも生かす。「どんなにお金があっても辛い人はいます。お金の前に、『幸せな人生は何か』を考えるのが重要です」といい、仕事や人間関係、健康など、心の奥にある本心を心理学で紐解く。過去には「最初は暗い雰囲気だったお客様が、お話ししているうちに変わって、最後は明るい表情になったこともありました」というエピソードも。


営業事務や秘書、経理などさまざまな職業を経験してきた植田さんは、「長く続けられる仕事を」と約10年前、この世界に飛び込んだ。「これまで学んだこと、あらゆる業種の方と接してきたこと、すべてが今に繋がっています。ファイナンシャルプラナーはやりがいがある仕事」と目を輝かせる。そんな植田さんは「今は銀行に預けても増えないので、行動を起こすことが大事」という。趣味の山登りを例に出し、「セミナーに行くことは登山口にいることと一緒。子どもも大人も、登り始めたら必ず山頂に着きます。セミナーでお金の話を聞いたら、自分のペースでいいので行動を起こして欲しい。少しずつ見える景色が変わりますよ」と話す。
千里ライフサイエンスセンターとクロスパル高槻で定期的に開催されている「生活向上セミナー」にも登壇している2人。20~60代の女性限定で、マイナス金利の時代における資産の増やし方・守り方などについて、女性ならではの視点で解説。「セミナーをきっかけに、望む人生について考えてほしい。自分の人生は自分でつかむことができるんですよ」と口をそろえる2人。女性だけの柔らかい雰囲気の中で、自分だけの「幸せな人生」をぜひ考えてみて。

ファイナンシャルプランナー・北野 美也子さん 植田 ひとみさん
