上のビフォーアフターの写真は、今回外壁塗装したお宅。約10年前に塗り替え歴があり、いわゆる「セラミック塗装」がされている。セラミック塗装は塗りたてはきれいだが、表層の塗装が劣化すると、コケや雨垂れ汚れが付きやすくなるという。そこで今回は高耐久性のフッ素樹脂塗料を使用。「想定より旧塗膜が脆弱でしたので、上塗り材の吸い込みを抑える二液タイプの造膜シーラーを使用しました。仕上がりの光沢感と周囲への飛散を考え、ローラーでの上塗りです。ローラーが届かないところは刷毛を使って塗り込んでいきます。この工程を２回繰り返して外壁塗装の完成です」。

外壁塗装はただ高品質な塗料を塗れば良いというものではなく、相性がとても大事だという。「高性能な塗料だからといって、どんな外壁材でもそのスペックを発揮できるとは限りません。中には相性が悪いわけではないですが、極めて塗料が付着しにくい外壁材も存在します」。外壁塗装はさまざまな企業が参入しているので、注意が必要。同社のような塗料のことにも精通した会社を選びたいものだ。