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摂津市出身のシンガー・ソングライター「コレサワ」さん 3rdアルバム「純愛クローゼット」をリリース

2021.01.31

切なくポップなメロディーと共感を呼ぶ歌詞で人気のシンガー・ソングライター「コレサワ」さんが3月10日、3rdアルバム「純愛クローゼット」をリリースする。

「さまざまな愛の形を表現した」という今作への思いや、茨木から始まる全国ツアーへの意気込みを聞いた。

 

「この場所でワンマンライブをしたい」

 

幼い頃から歌手になるのが夢だった。

はっきりとプロを志したのは高校3年生のとき、東京のライブハウスで行われた歌手オーディションの全国大会に出場したのがきっかけだった。

「関西代表で来てるからMCでおもしろいこと言ったり、いっぱつ東京でかましたろうと思ってたんです(笑)。でもいざ2000人を前にするとめっちゃ緊張して、自分の名前と曲名しか言えなくて」。

賞も取れず、悔しい思いをした。「プロになって絶対この場所でワンマンライブをしたい」と思った。

 

卒業後すぐ、歌手を目指して上京。多いときは月に5~6本のライブをこなしながら、自主制作のCDを出したり、アルバイトをしたり多忙な日々送った。

「悩む暇がなくて。とりあえずやるしかないみたいな(笑)」。

そんな中、渋谷のライブハウスにたまたま遊びに来ていた今のマネージャーと出会い、2017年、1stアルバム「コレカラー」でメジャーデビューを果たす。

 

地元での思い出

 

2歳頃から18歳まで摂津市で過ごしたコレサワさん。

「中学生の頃、モノレール摂津駅の近くの河原によくギターを持って行って弾いたりとかしてましたね。学校に行きたくない日とかあるじゃないですか(笑)。避難場所でした」。

 

高校で軽音楽部に入ると、文化祭や卒業ライブの練習で茨木のライブハウス「JACK LION(ジャックライオン)」に通うように。

ボーカルを担当し、女性ロックバンドの楽曲をカバーしていた。

 

「メンバーは音楽のプロを目指してる子たちではないから、あくまでも“部活”。『楽しもう』みたいな感じでやってました」。

その傍ら、コレサワさんは歌手になる夢を胸にソロボーカルの練習も重ねていた。

 

友達にも言えないことを歌詞にして

 

「暗いことは明るく、明るいことは暗く歌う」という楽曲は、特に10代~20代といった若い女性の支持を得る。

「日記を書いてるみたいに、友達にも言えないことを歌詞にするのが楽しくて。

こんなこと思うの自分だけかなと思う気持ちを書くこともあるけど、ファンの人が『共感します』と言ってくれると『あ、自分だけじゃなかったんだ』と思える。

聞いてくれる人も『コレちゃんもそう思うんだ』って思ってもらえたら嬉しいな」と話す。

 

3rdアルバム「純愛クローゼット」

 

本作は「愛が溢れる作品を作りたい」という想いで制作された。

新曲8曲を含む全12曲を収録。

「愛」をテーマにした理由は

「(前回のミニアルバム)『失恋スクラップ』を作り終わったときに、『もう失恋ええかな』と思って(笑)。次は、いろんな愛情がいっぱい詰まったアルバムにしたいと思った」から。

 

2月~3月にはNHK「みんなのうた」に書き下ろした新曲「愛を着て」が放送されることも決定している。

さらに4月10日から、ライブハウス「JACK LION」を皮切りにツアー「愛を着て、会いに来て。」がスタートする。

 

「久しぶりに弾き語りで全国を回ります。みんなはマスクをしながらになっちゃうけど、みんなとコミュニケーションをとりながらまったり歌えたら良いな」。

今年の個人的な目標は“美白”だとか。

「美白になってツアーを回れたら一番理想かな(笑)」。

 

「純愛クローゼット」

3月10日発売(キングレコード)

初回限定盤(CD+DVD)4,620円

 

<プロフィール>

摂津市出身のシンガーソングライター。

2017年1stアルバム「コレカラー」でメジャーデビュー。メディアに顔だしはせず、素顔が見られるのはライブのみ。

「れ子ちゃん」と呼ばれるクマのキャラクターがビジュアルを担当する。

記事内の情報は取材当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。