自給自足、循環型の暮らしを目指す
シンガーソングライター小濱達郎さんの毎日

高槻市出身のシンガーソングライター・小濱達郎さんは、今から4年前、家族で京都府南丹市八木町に移住した。目的は「自給自足、循環型の暮らし」を実現するためだった。
「結婚し、子どもが生まれたことで、止まらない環境破壊や政治への関心の低さといった、世の中が抱えている様々な問題を自分なりに何とか解決したいと思ったことがきっかけでした。未来を生きる子どもたちが、健康に、
その行動の第一歩が八木町への移住だった。現在、小濱さんは田畑でのお米や野菜作り、狩猟などで自給自足の暮らしを送っている。「お米作りなどは機械化がかなり進んでいて、
このように小濱さんは、自給自足の暮らしを実践する中で、出来るだけ、
小濱さんは自給自足の暮らしを通して、利便性や合理性とのバランスを自分なりに模索していて、その氣づきを発信していくことで、
小濱さんは基本的に自給用・自家消費用にお米や野菜を育てている。「殺虫剤、除草剤などを使わない、暮らしの中から出るものを畑に循環させる形で無農薬栽培をしています。家族で食べる一年分のお米、野菜はほぼ、賄えています。野菜は、ニンジン、大根、白菜、キャベツ、ネギ、豆類、トマト、
また小濱さんは狩猟も自身で行っている。「狩猟免許を取って、鹿肉、猪肉を自給しています。今期は猪がとれていないのですが、鹿はすでに13頭獲れています。冷凍ストッカーはもう鹿肉でいっぱい。メニューとして鹿肉のローストはよく作ります。日々、大切な命をいただいていると感謝することを忘れないようにしています」。
高槻という街暮らしから、慣れない土地へ移り住んだことへの苦労は無かったのだろうか?「苦労したのはやはり冬の寒さ。うちは築120年以上の古民家なので、台所の流し台が朝になったら凍っています。居間は薪ストーブを焚いているので暖かいのですが。あと夏は虫や動物などの種類が多いので最初は驚きましたが、もう慣れました(笑)」。
「よかったことは、目に飛び込んでくる景色の美しさや、澄んだ空氣ですね。朝日に染まる畑や、遠くの山並み。
そして、4人の子どもたちはここでの暮らしをどう思っているのか聞いてみた。「一番下の4人目の子は、南丹市で生まれました。上の3人も、今住んでいるところを、
「畑や田んぼの仕事も、たまに面白がってやっています。山に木を伐りに行くよーって言ったら、〝行くー〟とついて来て、

1月31日には南丹市八木市民センター文化ホールでファミリーコンサートを開催した。
そして2021年、小濱さんはライフワークである音楽活動も積極的に取り組んでいく予定だ。「妻が、昨年会社をやめて、今は夫婦ともに勤め人ではありません。自給自足の暮らしを実践しているとはいえ、
それにあたって、南丹市の移住者起業支援事業を活用して、

小濱ファミリーのみなさん。
最後に地元である北摂のみなさんにメッセージをもらった。「今でも、月に一回は高槻に帰っています。定期的に高槻でもライブをしようと思っています。その時には、小濱家の野菜も持参するので、遊びに来てください。また、
小濱達郎「自給自足シンガーソングライターの田舎暮らし実践記」はこちら↓


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