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新型コロナウイルス感染症 第3波の現状について【高槻市保健所】

2021.02.25

第3波の渦中にある新型コロナウイルス感染症について、現在も毎日のように報道がなされている。全国的な動きや府の情報は大手メディアで把握している人も多いだろうが、身近な状況については意外と知らないのではないだろうか。高槻市保健所に取材した。

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高槻市の陽性者数

同市における10万人当たりの陽性者数(1月31日~2月6日)は12人。陽性者数の推移は全国や大阪府の推移と概ね同様で、昨年10月以降の第3波では、12月末から急激な感染拡大がみられたが、今年1月中旬から減少に転じている。昨年10月10日から令和3年2月6日の陽性者の年代は20代が161人と最も多く、70代、50代と続いている。

医療現場の現状

コロナ患者の入院を受け入れている医療機関では、専用病棟や専任スタッフを確保する必要があり、通常医療の運用について、平時以上に工夫している。また、医療従事者の感染はクラスター発生に繋がる恐れがあるので、院内だけでなく日常生活から感染対策を徹底しているという。

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保健所の取り組みについて

高槻市保健所では、新型コロナウイルス感染症に関する業務として、受診相談、PCR検査の実施、陽性者の疫学調査、療養方法の検討や調整などを実施。感染が判明する前の段階から、陽性者に向けたものなど、幅広く業務を行っている。感染が判明した場合は、「本人や家族は大きな不安を抱えていることを忘れず、どれだけ多忙であっても丁寧な対応に努めています。少しでも不安の解消に繋がればと心がけています」と担当者は話す。

誰もが安心できる医療体制

同市保健所では高槻市医師会と連携し、かかりつけ医を通して、直接検査ができる同市内の医療機関につなぐ「地域外来・検査センター」を設置し、昨年8月に開始。検査結果が陽性の場合は保健所が対応し、陰性の場合は紹介元であるかかりつけ医などでの通常医療に戻す。これにより、コロナ患者や、それ以外の持病や風邪などにかかっている人も、スムーズに安心して医療を受けられる体制を整えている。

「コロナが拡大し始めた初期の頃から、医師会や地域の医療機関とのこまめな情報共有や意見交換を行っています。各機関の役割分担や今後の対応などについて適宜協議して、市民の方に安心していただけるよう努めています」

「感染予防の徹底を」それでも症状が出たら

市は重症化リスクの高い高齢者への感染を防ぐため、マスクの着用や手洗いの徹底、3密の回避などを呼びかける「高槻市新型コロナ防衛アクション」を継続的に実施している。

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感染が疑われた際にかかりつけ医がいる場合はかかりつけ医に、いない場合は新型コロナ受診相談センター(保健所)への相談を呼びかけている。かかりつけ医の有効性として「コロナを恐れて受診を控えることで、ほかの疾患を進行させる可能性があるため、気軽に相談できる“かかりつけ医”を持つことが重要」という。担当者は「日ごろからのマスク着用や手洗いを確実にしてほしい。また発熱だけでなく、風邪のような症状や味覚・嗅覚障害があれば、早めにご相談を」と話している。

高槻市保健所では、陽性者にはお茶やパンなど食料やトイレットペーパーなどの日用品を配布している

同市では1月12日にワクチン接種の専門部署を設置。4月以降、開始予定の高齢者への接種を見越し、現在準備を進めている。3月上旬には専用コールセンターを設ける予定だ。
※取材内容は2月中旬時点のものです

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