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俳句コーナーVOL.21 2021年5月入選作品を紹介!

2021.05.01

3月25日締切りでご投句いただいた中から、
山口昭男先生に入選作品を選んでいただきました。

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【 優秀賞 】

ロゼットの土を離るる日永かな

箕面市 高橋 真美
ロゼットと言われれば、たんぽぽの葉を思い出してしまいます。その葉が少し土から浮き上がった。そこを見つけたのです。春真っ盛りの「日永」という季語を選んだことも成功しています。

 

【 入 選 】

大阪の小さき月や猫の恋

吹田市 秋山 寛
大阪という地名がよく働いています。小さな月と猫の恋も似合います。

何色を落として描こう寒夕焼

吹田市 市場 さと枝
冬の夕焼けを描いています。さて、何色から始めればよいのでしょうか。

飛び石のやうな舟置き春の海

豊中市 上杉 千代子
春の海に浮かんでいる舟を言葉で射止めました。ゆったりと春が広がります。

菜の花の畑を歩く山頭火

豊中市 小倉 佳子
山頭火という俳人は、今いません。在りし日を忍んで菜の花に山頭火です。

春昼や平なる川海に入る

西宮市 宮部 志津枝
春のお昼の長閑な時間が感じられます。「平なる」という言葉がすべてです。
 

【 佳 作 】

もやもやの胸に女雛の伏目がち

池田市 山内 瑠美子

深海の青見つけたり龍の玉

茨木市 山崎 登代子

海底の貝の心地や春寝覚め

豊中市 小倉 佳子

風車窓辺の影に起こさるる

豊中市 佐々木 愛子

ふるさとの軒みな低し豆の花

吹田市 秋山 寛
 

 ◆ つぶやき評 ◆ 
俳句の言葉は、前もってあるものではありません。ものやことを見たり触れたりした時に飛び込んでくるものです。そのために、瞬時の反応が不可欠です。ためらっている時間はありませんので、ぱっと書き留めてください。

 

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〈 選 者 〉 山口 昭男(やまぐち あきお)

1955年 神戸市生まれ。1980年「青」に入会。波多野爽波に師事。
2000年「ゆう」入会。田中裕明に師事。編集担当。
2010年俳誌「秋草」を創刊し主宰する。毎月発行。句集に『書信』『讀本』『木簡』がある。
2018年句集『木簡』で読売文学賞受賞。日本文藝家協会会員。

 

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【 俳句の応募方法 】
氏名・住所・年齢・明記のうえ、ハガキ、封書、FAX、下記の応募フォームのいずれかからご応募ください。

【 宛 先 】
〒566-0001 大阪府摂津市千里丘1-13-23
株式会社シティライフNEW 俳句係まで
FAX 06-6368-3505
https://pro.form-mailer.jp/fms/f413b102177160

【 応募フォーム 】
※締め切りは毎月25日必着
※いずれも一人5句まで
※掲載は次々号となります
※佳作は掲載をもって発表とさせていただきます。
※お名前と作品を掲載します。

 

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山口昭男先生の最新巻の紹介

シリーズ自句自解Ⅱベスト100 山口昭男定価1500円+税 版元 ふらんす堂

既刊句集より100句抄出して著者みずからが解釈を付したもの。一句が出来上がるまでの作家の推敲のあとをたどることができ、実作者の句作りにおおいに役立つ入門書である。(Amazonなどで販売中)

 

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