新型コロナで加速する「GIGAスクール構想」 全児童生徒に1人1台タブレット端末等を貸与
2021.05.03
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、仕事、家庭、社会のあらゆる場面においてICT(情報通信技術)の活用が日常となっている。文部科学省が推進している教育におけるICTの活用「GIGA(ギガ)スクール構想」もより加速度を増した。子ども達の可能性を広げる場所である学校が時代に取り残されることがあってはならないと、児童生徒1人に1台タブレット端末等を配布し、また高速大容量の通信ネットワークの整備を一体的に行うことで、全児童生徒に対して質の高い学びを学校現場で実現させることを目的とした構想だ。北摂各市でもタブレット端末の貸与を実施し、取り組みが進められている。
【 吹田市 】
デジタル前提の社会で生きる子どもたちがICT の良き使い手となるための「適切で責任ある行動」がとれるように、デジタル・シティズンシップ教育を推進している。
【 豊中市 】
東京書籍株式会社とICTを活用した「学び」の実現に関する連携協定を締結した。同社の学習ドリルソフト「タブレットドリル」等を搭載した端末の配備を予定している。
【 箕面市 】
先駆的にICT教育の取り組みを進めており、平成26年度には全小中学校の全クラスに電子黒板を設置。タブレット端末の活用も順次開始している。
記事内の情報は取材当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。