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【コロナ禍の先へ】バル「ボラーチョ」オーナー 浜子誠一さん

2021.05.27

高校を卒業後、留学先のブラジルで出会ったバーの雰囲気が好きだった。

 

「サッカーを見ながら、みんなでお酒飲んでワチャワチャして。そういうのが良いなって」。

帰国後、社会人サッカーで偶然知り合った、スペイン・バル「ハポロコ」のオーナーに声をかけられ2015年頃に入店。

ハポロコは当時、茨木と高槻に店をもつ人気店だった。

 

 

本格的なスペイン料理が楽しめるとあって、連日地元の常連客でにぎわい、週末は予約なしでは入れないほど。

「お客さんがお客さんを呼んでくれた。スタッフもみんな元気だったし、店の雰囲気も魅力だったと思う」。

2017年には4店舗を構えるまでになっていた。

 

 

2019年、オーナーとフランチャイズ契約を結び、店を経営するように。

売上げは順調に伸び、昨年1月、国内で初めて新型コロナの感染が確認されるも2月、3月は前年の売上げを超えていた。

 

 

しかし、1回目の緊急事態宣言が発令された4月、「急にガッと落ちた」。

客足が途絶え、売上は半分に。7月にはハポロコ4店舗のうち2店舗を売却する話が浮上した。

「どうせコロナで失敗するなら、自分でやって失敗した方が良い」とフランチャイズ契約していた店の購入を決意。

ハポロコからは完全に独立し、8月には常連客が考えた「ボラーチョ」(スペイン語で「酔っ払い」)を店名に再スタートを切った。

 

コロナ禍まっただ中での独立。

不安はあったが、昨年5月から始めた弁当の販売が功を奏し、売上げは前年の2割減にまで抑えられていた。

並行してコロナ対策を講じ、ディナーの時短営業も続けた。

「いったん離れたらお客さんは戻ってこない。開けるしかないと思っていた」と話す。

 

今年5月からは主に週末、キッチンカーでパエリアの販売も行っている。

ハポロコ時代の看板メニュー「イカ墨のパエリア」をはじめ2~3種類を提供。

「日によって売れたり売れなかったり。でも今はとにかく出店して改善点を見つけていきたい」と試行錯誤を重ねている。

 

スペイン国旗を手に、購入したキッチンカーの前に立つ浜子さん

 

「料理も学ばせてもらって、ハポロコのオーナーは本当にスタッフを大事にしてくれた」という浜子さん。今は自らがオーナーとして、すでに次の店舗展開を考えている。

 

ハポロコでの経験を糧に、浜子さんのチャレンジは続く。

borracho ボラーチョ

住所
茨木市双葉町9-13 双葉アレイビル1F
電話番号
072-657-9614
HP
定休日
月曜

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