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足がだるい、重い、むくみがひどいなど、症状ありませんか?

2021.07.02

足がだるい、重い、変色、硬化しているなど、不調はありませんか?「症状がある」という人はもしかしたら下肢静脈瘤かもしれません。まつい血管内科・静脈瘤クリニックの松井 広登院長に話をききました。

 

松井 広登院長

まつい血管内科・静脈瘤クリニック
松井広登院長

大阪市立大学医学部卒業。国立病院機構大阪南医療センター、大阪市立大学付属病院、大東中央病院等の勤務を経て2017年4月に同クリニックを開院。下肢静脈瘤血管内焼灼術指導医、日本IVR学会専門医、日本医学放射線学会専門医。

 

足の静脈に瘤(こぶ)のような膨らみができる「下肢静脈瘤」は、命に関わる病気ではありませんが、足がだるい、むくむ、こむら返りになるなど、生活に支障をきたします。

静脈の逆流を防ぐ「弁」が正常に動作しなくなり、血液が下肢に溜まりやすくなるのが原因です。静脈内の圧力が高まることでむくんだり、皮膚に色素沈着したり、ひどいと皮膚潰瘍ができる場合もあります。

静脈瘤は太めの血管が膨らむ「伏在型静脈瘤」と細い血管が目立つものと、大きく分けて2種類。見た目で判断できることが多いですが、血管が埋もれて見えにくい、いわゆる「かくれ静脈瘤」で症状を起こしている場合もあります。

立ち仕事が多い方のほか、妊娠や出産経験のある女性の方がなりやすく、加齢に伴い症状も進行します。遺伝性もあるので、ご親族で患った方がいたら注意しましょう。

かつての手術は皮膚切開していましたが、近年はレーザー治療が発達して日帰り治療が可能になりました。当院は、患者さんの体への負担が比較的少ないレーザー治療を中心に患者さんの静脈瘤の形状に合わせた最適な治療を心がけています。

弾性ストッキングによる圧迫やマッサージ、運動、足の挙上は予防になりますので、できることは生活に取り入れましょう。

《セルフチェック方法》
□ 見た目の変化
瘤ができている、足全体がボコボコと膨れている、
蜘蛛の巣状の血管が浮いている、など
□ 足がだるい、重い、など疲労感
□ 足がむくむ
□ 皮膚の変色、硬化など
□ こむら返りが起こりやすい

《自分でできる予防法》
● 立ち仕事は一定時間ごとに休憩を入れる(血管の負担を減らす)
● マッサージ(血液の循環を促す)
● 運動(血液を送り返す筋力をキープ)

まつい血管内科・静脈瘤クリニック イングリッシュワールド

住所
高槻市芥川町1-11-2 OSAKAYAビル3階
電話番号
072-686-6000
HP
営業時間
午前診 9時~12時 夜診 17時半~19時 (月・木曜のみ)~
定休日
水・日曜、祝日

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