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「関節の動きに不安がある、痛みがある」それリウマチかも

2021.07.07

リウマチは進行すると軟骨や骨が破壊され、関節が変形していく怖い病気です。今回は症状の内容や原因、対応方法などについて、やまぐち整形外科・リウマチクリニックの山口 和男院長に話を聞きました。

 

山口 和男院長

やまぐち整形外科・リウマチクリニック
山口 和男 院長
大阪医科大学卒業。高槻赤十字病院、藍野大学、済生会茨木病院などで勤務後、2014年4月に同院を開業。生まれ育った茨木・北摂の地で「整形外科のかかりつけ医」を目指している。

 

「朝起きると手がこわばったり、関節の痛みが続く」といった症状はありませんか?それらの症状は関節リウマチの可能性があります。関節リウマチとは免疫の異常により、主に手足の関節が腫れたり痛んだりする病気です。

進行すると軟骨や骨が破壊され関節が変形するため生活に大きな支障が発生します。年配の方が罹るイメージが強いですが、実際は30〜50代がピークで女性に多いです。

原因は分かっていませんが細菌やウイルスの感染、過労やストレス、喫煙、歯周病などが関与しているとも言われています。

治療法は以前だと薬で炎症や痛みをおさえたり、変形した関節を手術する方法が主でした。しかし、治療薬の発展により症状の進行を食い止めて、関節の破壊を防ぐことが可能となりました。

当院では治療目標を「寛解」に設定します。薬物療用、リハビリ療法を併用しながら「関節の痛みがほぼない」「日常生活に支障がないレベル」を目指します。関節リウマチは発症早期から関節破壊が進行することが分かっており、なるべく早めに治療を開始することが大切です。

やまぐち整形外科・リウマチクリニック

また関節リウマチ以外の疾患でも同じような症状が出るものもあります。少しでも痛みがある、関節の動きに不安あれば病院にいきましょう。「こんなことで病院なんて」という思いが症状を悪化させます。どんなに些細なことでも良いので、早めにご相談ください。

[セルフチェックリスト]
□ こわばりが20~30分続く
□ 関節の痛みが1ヵ月ほど続いている
□ 物が掴みにくい
□ 字が書きにくい
□ 関節が腫れやすくなった

リウマチの疑いがあるかも!?このような症状が出た場合はすぐに専門医を受診しましょう。

やまぐち整形外科・ リウマチクリニック

住所
茨木市天王2-6-7 エルディ南茨木駅前ビル4F
電話番号
072-631-3663
HP
営業時間
月~土 9時~12時半   月火木金 16時半~19時半~
定休日
水曜午後・土曜午後・日曜・祝日

記事内の情報は取材当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。