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女性に多い骨粗しょう症。知らないうちに進行してる?

2021.07.20

骨粗しょう症は知らないうちに進行していることも多いそうです。症状としては腰痛や背部痛などでも疑いがあるようです。しおみ整形外科 痛み・関節クリニックの塩見院長に話を聞きました。

塩見 俊行院長

しおみ整形外科 痛み・関節クリニック
塩見 俊行院長

大阪大学医学部卒業。人工関節を専門とし、大阪大学整形外科の関連病院で15年以上勤務後、2019年に開院。痛みを和らげることを大切に、痛みに悩む患者に寄り添った治療を目指す。日本整形外科学会認定専門医日本骨粗鬆症学会認定医

 

骨粗しょう症とは、骨密度が低下することによって組織がスカスカになり、軽い力でも骨折しやすくなる病気を指します。骨はその名の通り、全身を支える屋台骨です。

骨が脆くなると全身疾患への影響も懸念されますので、注意が必要です。女性の発症者が多く、これは女性ホルモンの変化が影響するためと言われています。加齢が原因の原発性と、他の病気からの併発などが原因となる続発性の2つのタイプに分類されます。

他の病気と同様に早期発見、薬による早期治療・予防が大切ですが、ほとんどの場合自覚症状が少なく、知らないうちに進行してしまいます。進行具合にもよりますが腰痛や背部痛が起こり、姿勢が悪くなったり身長が縮んだりすることがあります。

太もものつけ根を骨折すると、入院・手術が必要となりますので寝たきりになってしまう可能性もありますので早めの検査をおすすめしています。

当院では、腰のレントゲン撮影による骨密度測定と、2種類のX線をあてて全身の骨量を測る「D E X A(デクサ)法」で検査を行っています。どちらも痛みなく5分以内程で検査できます。

必要な場合には、血液検査で骨代謝マーカーの測定もしております。高額な費用は必要ありません。症状によっては近隣の大学病院などとの連携もしておりますので安心して受診ください。

骨粗しょう症に限らず、当院では、日常生活に支障を来たす様々な痛みに対して、保存治療・リハビリテーションにて加療しています。私自身が、椎間板ヘルニアを患った経験から、「痛みを和らげる」ことを重視しています。不調を感じられることがありましたら一度ご相談ください。

[セルフケアポイント]

□ バランスの良い食事をとりましょう
□ 適度に歩くなど、運動をしましょう
□ 日光にあたると、カルシウムの吸収が良くなるビタミンDが生成されます

50歳代以上に多い病気といわれていましたが、最近は若年層でも見られるようになってきました。日頃から身体を動かして、骨を強化することを意識しましょう。

しおみ整形外科 痛み・関節クリニック

住所
茨木市新中条町1-30 ビエラ茨木新中条2F
電話番号
072-631-6580
HP
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定休日
木曜午後、土曜午後、日曜、祝日休診

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