夏の食欲不振と体がダルくなる理由

毎年夏になると食欲がなくなり、体がだるくなるという人も多いのではないでしょうか。何に気をつければよいか、漢方薬局柚花香房の井上先生に話を聞きました。

漢方薬局柚花香房　井上 貴文先生
薬剤師、国際中医師
統合医療生殖学会学術理事

８月は夏バテ、食欲減退などの相談が多いですが、暑さで弱ったというよりも、冷たいものの摂りすぎで胃腸が弱っている方が多い気がします。気温が高いゆえ、冷たいジュース、お茶、ビール、アイスクリームなどを毎日摂り、胃腸を冷やし弱らせてしまいます。

胃腸が弱ると食欲は落ち、倦怠感、胃の不調、下痢を引き起こします。冷たいものの摂りすぎには注意しましょう。暑さで体の熱がなかなか取れない場合は体の熱を冷ましてくれるスイカがおすすめです。

他には冷房の効いた部屋にばかりいるのも体温調節がうまくいかず体がだるくなる原因のひとつです。適度に外で体を動かすようにして汗をかくことも大切です。汗をかいて疲れた後は体の回復も大切ですので早寝早起きして睡眠をしっかりとるように心がけましょう。

漢方薬は身体のバランスを取り戻すようサポートします。お悩みの方は専門家までご相談ください。

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