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親の言葉かけひとつで子どもは変わる

2021.08.26

子育てをしていると、言うことを聞いてくれない、勉強をしない、など思いどおりにいかないことも多く、ついつい怒ってばかりのお母さんも多いのでは?

そこで、ちょっとした言葉かけを変えてみるだけで子どもの自信を育むヒントを子育ての先輩ママに教えてもらいました。

 

〈この方に聞きました〉

曽田 照子さん
千葉県出身。東洋大学文学部卒業。広告制作プロダクションでコピーライター経験後、フリーライターとして独立。現在は三人の娘の子育て経験を生かした書籍を執筆している。

著書に『「お母さんの愛情不足が原因」と言われた時に読む本』(中経出版)などがある。

 

「やればできるんだから」は、なるべく心に秘めて、信じて見守ってあげよう

例えば宿題をなかなかしない子につい言ってしまうのが「早く宿題しなさい!!」ですが、無理やりやらせても勉強の習慣はつきません。

学校から帰ってきたら、できれば遊びに行く前に済ませてほしいものですが、難しい場合は遊びから帰ってきたら、さりげなく「楽しかった?ところで今日はどんな宿題が出ているの?」と話を振ってみると自分で切り替えて「そうだ、やらなきゃ」という気持ちになってくれることもあります。

他には「何時から宿題タイムなの? 」と聞いておいて、その時間になったら「○時だよ」と言うだけにしました。

よく〝親が日頃から机に向かっていれば、子どもも机に向かう習慣が身につく〞と言いますね。私が資格試験の勉強を始めると、子どももつられて宿題を始めたことがあります。「お母さんも勉強するから一緒にやろうよ」と誘ってみると習慣づくかもしれません。

一見ポジティブに聞こえる「やればできるんだから」も少し注意が必要です。

親は「このくらいはできるはず」と子どもの実力を見積もって「や、やればできるはず。あなたはできる子なんだから」と励ますのですが、その見積もりが親の欲目で、多すぎる場合があります。

すると知らず知らずのうちにプレッシャーをかけ続けてしまうことになり、「やっているよ、一生懸命やっているけど、できないんだよ」と追い詰めてしまうことにもなりかねません。

やってもすぐにできないこともあるとか、あんまり言いすぎないほうがいいとか、そんな注意点を念頭に置きつつ、心の中で「やればできる」を強く信じ続けるだけでいいと思います。代わりに声をかけるなら、「がんばってるね」と、その努力を認めてあげましょう。

 

気になることも、こう考えれば大丈夫!

勇気を持って失敗させよう

「失敗しないように気をつけてね」と声をかけたり、先回りして手助けしていては、せっかくの成長チャンスを逃してしまいます。失敗して「できない!」「悔しい!」から立ち直り、「どうしたら次は成功するか」を考えることで、成長できるもの。失敗から自分で立ち直る心の原動力が「自信」です。自信を育むことが成長の第一歩です。

 

子どもはため込んでから成長する

今、子どもの成長が見えないとしたら、ちょうど経験をため込んでいる時期と捉えましょう。見えなくても日々少しずつ、変化しているので、いずれその結果は見えてくるはずです。

 

『ママ、言わないで! 子どもが自信を失う言葉66』

著 : 曽田照子 イラスト : 速水えり
定価 1,650円(電子書籍もあり)
出版 : 学研プラス(2020年5月19日発行)
Amazonなどで購入可能
ついつい言ってしまいがちになるその言葉、子どもの自信を失わせてしまうNGワードかもしれません。66の実例をぜひ参考にして、前向きな子育てに役立てよう。

 

記事内の情報は取材当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。