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太陽ファルマテックが新厚生施設着工 食堂、体育館などを備え、防災・避難施設としても活用予定

2021.09.09

2019年秋、太陽ホールディングス株式会社の医薬品事業会社として高槻市を本社に創業した太陽ファルマテック株式会社。
社内施設としての利用に加え、災害時には帰宅困難者等の一時滞在施設として利用可能な機能を備える新厚生施設を着工する。竣工は 2022 年8月を予定している。(メイン写真は完成イメージ図)

 

エントランス

 

食堂

 

新厚生施設は、食堂・更衣室・体育館・トレーニング室・研修室・入浴施設などを備え、災害時には従業員や地域住民、帰宅困難者向けに、避難施設として新たに開放する予定。

 

プロバドミントン選手の奥原希望さんが監修する体育館

体育館は、プロバドミントン選手の奥原希望さん(太陽ホールディングス所属)が監修。面積は約900㎡とバドミントンコート3面分の広さがあり、バドミントンほか、様々な室内競技を楽しめる。

庇屋根

大きな庇屋根で日差しを低減するとともに、建物周辺の緑の蒸散効果で温度上昇を緩和させるなど、環境にも配慮した設計になっている。また、グループ会社の食糧事業のノウハウを生かし、施設内に野菜 などの水耕栽培施設を備える予定だ。

 

太陽ファルマテックは大規模災害発生時に、高槻市内にとどまる帰宅困難者に対し、本社の一部を一時滞在施設として提供し、迅速な災害対策に協力・貢献することを定めた「災害時における帰宅困難者の受け入れ等に関する協定書」を、2021年2月に高槻市と締結している。
「社会の一員としての役割を果たすべく行政機関等と連携し、今後も地域の災害対策に積極的に貢献していきたい」と担当者は話す。

<施設概要>
所在地:高槻市明田町4-38
竣工予定:2022年8月
敷地面積:約65,900㎡
建物面積:約4,600㎡
設計:大成建設株式会社
施工:大成建設株式会社

<問い合わせ>
TEL:072-682-1181(太陽ファルマテック株式会社)

記事内の情報は取材当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。