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吹田市 10月から市立小学校の 給食費を無償化、中学校は半額

2021.10.16

吹田市は、市議会9月定例会において、一般会計総事業費約30億円の補正予算案を提出する。長引く新型コロナによる市民生活への影響に対応する内容となっている。

その中の一つが給食費の無償化だ。同市は子育て世帯の家計への負担軽減と生活支援を図るため、市立小学校の給食費の無償化の実施を決定した。中学校は半額としている。

期間は10月から来年3月までで所得制限は設けない。予算額は5億5102万円で、一人当たり最大24,000円程度の軽減となる。なお同市では、令和2年6月から令和3年3月の期間、同事業を実施していた。

電子書籍3万点の貸し出しも実施

ほかに電子書籍コンテンツが1千点から3万点に拡充する施策も盛り込んだ。コロナ禍による外出自粛の影響で図書館に来館できない利用者が多い中、自宅などでも図書館の貸出サービスを受けられるよう、同市では今年7月から約1000点分のコンテンツ数でスタートしていたが、想定以上に利用が増えたため、約3万点の拡充を決定した。

学習コンテンツの利用が多い傾向にあることから、語学学習、資格取得等のコンテンツを充実させるとしている。「外出自粛のコロナ禍においても、電子図書により図書館の利用を促進することができればと思います。コンテンツを充実させ、子どもの在宅学習をはじめ、あらゆる世代に活用してもらいたいです」と市の担当者は話す。

利用方法は、市内在住者か市内の事業所や学校に通勤通学しており、借出カードを登録すれば利用できる。専用Webページのログイン欄に利用者 ID・パスワードを入力してログインする。貸し出し点数は3点までで期間は2週間。予約もできる。

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