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茨木の魅力を発信  移動型市場「いばらきマルシェ」

2021.10.11

市全域の約半分が山間地にあたる茨木市。

豊かな自然の中で作られた農産物などを市街地へ届ける移動型市場「いばらきマルシェ」が8月から行われている。

主催する「茨木コモンズ」を立ち上げた一人、藤井茂男さんは「山と町がつながるきっかけになれば」と話す。

 

2016年から、茨木市大池で珈琲専門店を営む藤井さん。

焙煎士として20年以上の経験を持ち、市北部の忍頂寺に焙煎所を構える。
コモンズのメンバーは、もともと藤井さんの店に通う人たち。夜はバーとして営業する店にグラフィックデザイナーや農家などさまざまな業種の人が集まり、町づくりについて語り合うようになった。

 

珈琲店店長

たたらば珈琲オーナーの藤井さんと茨木コモンズ代表の高橋さん(左から)

 

昨年4月にはコロナ禍で打撃を受ける地域のために、茨木専門の宅配サービス「イーバーイーツ」(現在宅配は終了)を立ち上げたり、

市長選では、投票に行くと市内の加盟店で割引サービスなどが受けられる「選挙割」を実施したりするなど、

これまで地域活性化のための取り組みを実現してきた。

 

野菜市場

 

「いばらきマルシェ」は、コモンズの代表を務める高橋勝幸さんの提案で、分断されがちな市街地と山とをつなぐための仕組み作りとして始まったもの。

山間地で作られた野菜や、平飼い卵などを1.5トントラックに乗せ、週に1回、市内の3か所を周る。

販売場所には近所の高齢者や家族連れが訪れ、半分以上がリピーターだという。

その日の朝に収穫された野菜は「新鮮でおいしい」と好評。地元人気店の国産小麦と天然酵母を使ったパンは毎回完売し、後日「マルシェで買っておいしかったから」と店に客が訪れることもあるという。

 

買い物をする男性

 

今後は、より本格的に車両を地域で循環させ、市と連携しながら地元の食材や名産品をどこでも購入できる仕組みを作る予定。

地元のものを消費してもらうことで「地産地消 」「 食品ロスの削減 」といったSDGsにつながる考え方も広げたいという。

高橋さんは「茨木にはおもしろい店や楽しい人がたくさんいる。マルシェを通してまずは茨木の魅力を知ってもらえたら」と話している。

 

野菜売り場

 

〈「いばらきマルシェ」開催情報〉

●毎週火曜
●開催場所
・イバラボ広場(茨木市駅前4-7-50):12時~13時
・たたらば珈琲大池店駐車場(茨木市大池1-14-40):13時半~14時半
・岩倉公園(茨木市岩倉町2):15時~16時
●取扱商品(仕入れ状況により異なる)
野菜各種、平飼い卵、はちみつ(すべて茨木産)、珈琲豆、パンなど
※詳細は「いばらきコモンファクトリー」インスタグラム(ibaraki.common.factory)で確認できる

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