子宮がんは検診だけで安心?
2021.10.25
近年若年化してきている子宮がん。その実情や注意したほうが良いことなど、玉田レディースクリニックの
玉田院長に話を聞きました。
大分大学医学部を卒業し国立循環器病センター、
済生会吹田病院産婦人科、兵庫県立がんセンターなどを経て2018年に開院。
日本産婦人科学会産婦人科専門医。
子宮がんは子宮の入口付近にできる「子宮頸がん」と子宮内にできる「子宮体がん」の2種類に分けられます。
子宮頸がんは近年、20〜30歳代の若い女性に増えてきており、30歳代後半が罹患のピークとなっています。国内では1年で約2800人が子宮頸がんにより死亡しており、その若年化も問題視されています。各自治体で受けられる「子宮がん検診」とは子宮頸がんの検査を指します。
子宮体がんは毎年約1.6万人の女性が罹患し、40歳ごろから増加して50〜60歳代でピークを迎えます。発がんには女性ホルモン(エストロゲン)が関係しており、発症の可能性が高いと言われているのは閉経後の女性です。子宮体がんの初期段階で不正出血がみられ、進行すると血の混じった臭いの強いおりものや腹痛などが現れます。
閉経後あるいは更年期での不正出血がある時には注意が必要です。子宮体がん検査では、子宮内膜細胞診を行います。子宮の内部に細い棒状の器具を直接挿入して細胞を採取する検査です。もし疑わしい箇所があった場合、さじ状の器具を使ってさらに組織を採取して診断します。被検者の子宮の中まで器具を挿入することが困難な場合は、超音波検査で診断することもあります。
年齢によって発症のリスクは異なりますが、いずれのがんも早期発見・早期治療が重要ですので定期的な検診をおすすめします。当院でも兵庫県立がんセンター婦人科の勤務医として、数多くの子宮がん患者様の診断と治療にあたってきた院長が担当しますので、安心して受診いただけます。
玉田レディースクリニック
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電話番号
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HP
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