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【吹田市・大和大学】国際映画祭の受賞作品『くじらびと』監督による講義開催

2022.01.04

大和大学は、2021年11月5日から始まったグアム国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した映画「くじらびと」の監督・石川梵氏を招き、大学の授業として講義「自然との共生インドネシアの伝統捕鯨をとらえたドキュメンタリー作品『くじらびと』の現場からの報告 (一般財団法人 日本鯨類研究所協賛)」を開催する。

捕鯨を題材に人間の生き方を問う映画製作の舞台裏も公開されるとのこと。

同作品は、日本映画撮影監督協会が開催している第30回JSC賞を受賞しており、講義開催当日は、大和大学で石川氏が学生に向けて講義を行ったあと、オンラインで同協会の授賞式に登壇し表彰状を授与される予定だ。

 

 

詳しくは大和大学HP

 

 

〈「自然との共生インドネシアの伝統捕鯨をとらえたドキュメンタリー作品『くじらびと』の現場からの報告 (一般財団法人 日本鯨類研究所協賛)」概要〉

■開催日程:2022年1月5日(水)14:50~17:40

■場所:大和大学(所在地:大阪府吹田市、学長:田野瀬 良太郎) E講義棟

■講義:自然との共生 インドネシアの伝統捕鯨をとらえたドキュメンタリー作品「くじらびと」の現場からの報告

■登壇者:石川梵監督、佐々木正明(大和大学社会学部教授)

 

 

<参考サイト>

映画「くじらびと」公式HP

日本映画撮影監督協会・石川梵監督プロフィール

 

 

映画『くじらびと』とは——————————————————

インドネシア・ラマレラ村で、伝統の捕鯨を400年間続けながら暮らす人々を捉えたドキュメンタリー。インドネシアの小さな島にある人口1500人のラマレラ村。住民たちは互いの和を何よりも大切にし、自然の恵みに感謝の祈りを捧げ、言い伝えを守りながら生きている。その中で、「ラマファ」と呼ばれるクジラの銛打ち漁師たちは最も尊敬される存在だ。彼らは手造りの小さな舟と銛1本で、命を懸けて巨大なマッコウクジラに挑む。2018年、ラマファのひとりであるベンジャミンが捕鯨中に命を落とした。人々が深い悲しみに暮れる中、舟造りの名人である父イグナシウスは家族の結束の象徴として、伝統の舟を作り直すことを決意。1年後、彼らの舟はまだ見ぬクジラを目指して大海へと漕ぎ出す。ライフワークとして30年間ラマレラ村の人々を追い続けてきた写真家・映像作家の石川梵監督が、2017年から19年までに撮影した映像を基に制作。自然とともに生きるラマレラ村の人々の日常を、繊細かつ臨場感あふれる映像で描き出す。

2021年製作/113分/PG12/日本
配給:アンプラグド

 

石川 梵 (いしかわ ぼん) 氏——————————————————

写真家として30年間に渡り、世界7大陸で戦場から生存捕鯨まで大地と祈りをテーマに撮影。その経験を生かし、2015年からドキュメンタリー映画監督、撮影監督として世界をフィールドに映画制作活動を行う。
<作品歴>
ネパール大地震をテーマにしたドキュメンタリー映画「世界でいちばん美しい村」(2017)
<監督、撮影>
インドネシアの生存捕鯨を描いた「くじらびと」(2021) 監督、撮影。(グアム国際映画祭最優秀ドキュメンタリー賞、観客賞受賞、CFK国際映画祭ベストドローン映画賞他受賞多数)
テレビでは、共同演出、海上撮影で参加した関西テレビ「巨鯨に挑む」は97年のATPドキュメンタリー賞を受賞。
写真家としては、写真集「海人」で日本写真家協会新人賞、講談社出版文化賞。「The Days After 東日本大震災の記憶」で日本写真協会作家賞。 他にも「伊勢神宮、遷宮とその秘儀」など著書多数。

<グアム国際映画祭について>
西太平洋地域で唯一、2011年から毎年開催される米国の映画祭。主に米国、アジア、西太平洋諸国から多くの映画が出品
され、国際的な評価も高い。
<日本映画撮影監督協会 JSC賞について>
劇場用映画以外の映像作品で撮影技術の作品への貢献度を評価している。https://x.gd/oBUcT

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