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箕面市立小中学校の屋上に太陽光発電設備を導入

2022.04.07

箕面市では、脱炭素化に向けた取組みを推進するため、全国に先駆けて、全市立小中学校22校(小中一貫校を含む20施設)に太陽光発電設備を設置、屋上防水の改修工事も行う。
令和4年度に設計・工事を完了し、令和5年度から全市立小中学校での運用開始を予定。運用開始後は、年間で約8,300万円の電気料金の削減を見込んでいる。

【事業概要】
箕面市ではこれまでも、校舎の屋上に1校あたり10kW容量の太陽光発電設備(以下「発電設備」という。)を設置してきた。
この度、国の補正予算が措置されたことを受けて、国の交付金を最大限に活用し、市の負担を事業費の約25%に抑えれることに。
1校あたり約150kW容量、全校合計で約3,000kW容量(標準的な一般家庭における1日の消費電力量の約685軒分に相当)の発電設備を設置。これにより、使用電力量の約57%をまかなうことができ、二酸化炭素排出量も約57%の削減に。年間の電気料金についても、約8,300万円の削減を見込んでいる。また設置した発電設備は、児童生徒の環境学習にも活用。
さらに、発電設備設置に併せて屋上防水の改修工事も行う。

【事業費】
(1)予算額
■歳出 1,783,970千円
・委託料 64,740千円 (実施設計委託、現場監理委託)
・工事請負費 1,719,230千円 (太陽光発電設備設置工事、屋上防水工事)
■歳入 1,783,885千円
・国交付金 580,523千円 学校施設環境改善交付金(R3国補正1号)(小学校) 補助率1/2
311,462千円 学校施設環境改善交付金(R3国補正1号)(中学校) 補助率1/2
・市債 580,500千円 小学校施設環境改善事業債(R3国補正1号)(地方交付税措置50%)
311,400千円 中学校施設環境改善事業債(R3国補正1号)(地方交付税措置50%)

(2)財源の内訳
歳入については、国の交付金である令和3年度第1次補正予算「学校施設環境改善交付金」を最大限に活用することで、市の負担は約25%となる。市と国の実質的負担額の見込みは次のとおり。

【今後の予定】
・令和4年 4月~10月 実施設計
8月~ 3月 太陽光発電設備設置工事・屋上防水工事
・令和5年 4月~   運用開始

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