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【みんぱく】コレクション展示「現代中国を、カワウと生きる―鵜飼い漁師たちの技」6月30日より

2022.06.26

なぜカワウは逃げないのか どのように飼い慣らすのか 生業として成り立つのか

多くの人が耳にしたことがあるであろう「鵜飼」。

カワウやウミウを利用して魚をとる漁法だ。

2000年の歴史があるとされる中国の鵜飼は、カワウを利用し、生業として続いている。

本展示は、国立民族学博物館の卯田宗平氏が中国各地で撮影した鵜飼にかかわる写真と動画を中心に、民博が所蔵する鵜飼い船もあわせて公開することで、現代中国をカワウと生きぬく漁師たちの技を紹介するものだ。

展示の外にも7月16日には、ウミウ産卵の謎を解きながら日本の動物利用の特徴を紹介する同氏による講義が開催される。

8月20日には同じく氏の「飛ばねぇカワウは、ただのカワウだ―鵜飼研究の魅力を語る」と題し、鵜飼にかかわるさまざまな疑問を切り口に、中国と日本の自然環境や食文化の違い、そして鵜飼研究の魅力について説明する「みんぱくゼミナール」も予定されている。

 

 

 

 

 

〈「現代中国を、カワウと生きる―鵜飼い漁師たちの技」概要〉

■会期:6月30日(木)~ 2022年8月2日(火)

■会場:国立民族学博物館 本館企画展示場の一部

■開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)

■休館日:水曜日

■主催:国立民族学博物館

■協力:岐阜市長良川鵜飼伝承館(長良川うかいミュージアム)
公益財団法人千里文化財団

■観覧料:一般580円(490円)、大学生250円(200円)、高校生以下無料

 

イベントへの申し込み方法など、詳しくは公式ホームページを。

 

記事内の情報は取材当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。