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音楽のCOCOLO vol.37 名曲『島唄』誕生から30年 ー そこに込められた想いを紐解く ー

2022.06.28

名曲『島唄』誕生から30年 ー そこに込められた想いを紐解く ー

ALBUM 「OKINAWA 〜ワタシノシマ〜」
ARTISTTHE BOOM ⓒユニバーサル ミュージック

今年は沖縄返還50周年。そして、THE BOOMの名曲『島唄』は、発表から今年で30年になるんです。
89年にデビューしたバンドが徐々に知名度を上げる中で、山梨県出身の宮沢さんは沖縄の音楽と偶然出会い、先の戦争における悲劇を学び、『島唄』が生まれました。あれよあれよと国内外に広がってスタンダードとなった今、彼は少しずつ、曲に込めた想いをお話されています。その集大成となる書籍が、この春出た『沖縄のことを聞かせてください』(双葉社)。具志堅用高や又吉直樹など、立場と世代の異なる沖縄の方々に真摯に話を聞くインタビュー集なんですが、手にして驚いたのは、序文がものすごく長いこと。『島唄』誕生の経緯とリリース時の内情と反応、歌詞の内容に曲の構造など、かなりのページを割いて綴ってらっしゃるのは、もう決定版!あなたも手に取ってください。そして、読書のお供には、沖縄関連の曲をまとめて収録したこのアルバム『OKINAWA〜ワタシノシマ〜』を、ぜひどうぞ。

“THE BOOM/ザ・ブーム 1989年デビュー。1993年、沖縄音階が美しい「島唄」が150万枚を超える大ヒットを記録。国内だけでなく各国でカバーされた。2002年6月には沖縄をテーマにした楽曲を集めたアルバム『OKINAWA~ワタシノシマ~』を発表。THE BOOMの音楽は、世代、国境を越え広く支持されている。”

 

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野村 雅夫 MASAO NOMURA

1978年、日本人の父とイタリア人の母との間に生まれる。2009年にFM802でDJデビューし、2019年にFM COCOLOへ移籍。現在は、モーニングショー「CIAO 765」(月-木、6時-11時)を担当している。イタリア文化を日本に紹介する会社京都ドーナッツクラブの代表を務め、映画字幕や書籍の翻訳も手がけていて、最新の訳書は『お金はなんの役に立つ?経済をめぐる15の疑問』(太郎次郎社エディタス)。
担当番組は『PRIME STYLE FRIDAY』 (金曜10:00〜14:00)、『PRIME STYLE SATURDAY』(土曜 10:00〜14:00)。

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