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よしもと芸人が書く好き勝手コラム「ネイビーズアフロみながわのひけらかしコラム vol.2」

2022.10.07

4月から始まった、よしもと芸人さんが月替りで綴るコラム企画。テーマは、日常で感じたことや趣味など様々。今回はネイビーズアフロのみながわさんが2回目の登場。

【プロフィール】
1992年9月22日生まれ、京都府出身。相方のはじりと共に2011年にネイビーズアフロを結成。2020年に第50回NHK上方漫才コンテストで優勝を果たした。神戸大学卒業の経歴を生かし、得意げに雑学を披露する芸風が持ち味。特技は、人を気持ちよくさせる“ヨイショ芸”と、人に嫌われる“嫌われ芸”。

 

「ネイビーズアフロみながわのひけらかしコラム」

こんにちは。吉本興業所属、ネイビーズアフロというコンビで活動しております、みながわと申します。一度こちらの枠でコラムを書かせていただいたのですが、久方ぶりにペンを取らせていただきます。実際にはキーボードでうっているので、ボールペンなどは持っておりません。ご了承ください。

さて、今書きました「ボールペン」という言葉。実は略語だというのはご存知でしたか?

ずばり、「ボールペン」は「ボールポイントペン」の略なのです。ペン先にボールがついており、回転することによってインクが出る。この仕組みから「ボールポイントペン」という正式名称がついているのですが、その略語であるとは知らない方が多いのではないでしょうか?そんな言葉、他にもたくさんあります。

たとえば街を走る「バス」は、もともとはラテン語で「みんなのために」という意味がある「オムニバス」の略です。「教科書」は「教科用図書」の、「カラオケ」は「空(から)オーケストラ」の、「ピアノ」は「クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」の略です。長いですね。

「和会通釈(わえつうしゃく)」という四字熟語をご存知でしょうか?あまり聞きなじみはないかと思います。こちらは仏教用語で、「数え切れないほどの教えや経典があるのだから、互いに矛盾しているところがあるのは当然のこと。でもそこから共通する意味を見つけて、根本では通じ合えるようにしていきましょうよ!」という意味だそうです。日常生活に置きかえて考えれば、「みんな違う人間だから考え方が合わないのは当然。でもお互いを知って、わかり合っていきましょうよ」といったところでしょうか?この「和会通釈」の2文字目と4文字目をとった略語が「会釈」なのです。「会釈」って略語なんですね。そしてその元の言葉を探れば、「会釈」をする本当の目的も見えてくる気がします。

いかがでしょう?皆様も身の回りの「実は略語」を探して、正式名称を使いこなしてみてください。「オムニバス」に乗って「空オーケストラ」へ行き、「♪もしも〜 クラヴィチェンバロコルピアノエフォルテが〜 弾けたなら〜」と歌ってみてくださいね。

 

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