賑わいと交流が生まれる複合施設「おにクル」の全容
2023.01.06
賑わいと交流が生まれる複合施設「おにクル」の全容
2023年秋にオープンを予定している茨木市の複合施設「おにクル」。茨木市の新たなランドマークとして多くの機能が詰め込まれている。最新情報では、子どもの遊び場のイメージも公開された。市民とともに施設を育てる企画も準備されているようだ。
立体的な公園が作る賑わいと交流
茨木市市民会館跡地エリアの第1期整備として工事が進み、開館まで1年をきった「おにクル」。新たなランドマークには、賑わいと交流を生み続けるための様々な仕掛けがされているようだ。7階建ての建物はガラス張りで、視線を遮る壁を少なくした開放的な空間に。7層のフロアをエスカレーターで繋ぐ「縦の道」と呼ばれる大きな吹き抜けがある。各フロアのテラスの緑、建物前面の芝生広場の景観は、周囲の豊かな緑と溶け込み「立体的な公園」のようになっている。
使い方は様々市民と育てる新施設
各フロアには“使える、使いたくなる”工夫がいっぱいある。1階にはマルシェなどのイベントもできる広いエントランス、「まちなかの森」をコンセプトに木製遊具を中心にした屋内こども広場が。図書館は5,6階がメインフロアだが、2階から4階にも各階のコンセプトに合わせて、絵本、アート関連本などが設置され、ソファベンチやテラス席など好きな場所で読書が楽しめるようになっている。3階はダンスや演劇、音楽のできるスタジオ、1,200席の大ホール(舞台が3階、客席は4,5階)がある。7階には屋上広場を中心にコワーキングスペースを備えた市民活動センター、プラネタリウム、会議室、和室が配置されている。全館を通して、多種多様な活動の場として活用できそうだ。寄附プロジェクトや開館プレ事業以外にも、同施設を育てる企画が予定されている。
屋内こども広場(ジャングルジムと鐘の丘)
屋内こども広場(ランドマークの丘)
2階吹き抜けから屋内こども広場を見おろす
全体パース
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