地域情報紙「City Life」が発信する地域密着のニュースサイト

-箕面- レコードと蓄音機を展示する企画展「みのお音楽玉手箱」を郷土資料館で7月5日まで開催

2023.05.25

箕面市立郷土資料館(箕面6-3-1)では、様々な年代やジャンルのレコード、楽器、歌にまつわる道具などを紹介する企画展「みのお音楽玉手箱」を、7月5日(水曜日)まで開催。

展示は3つのコーナーに分かれており「1.レコード・蓄音機の歴史」「2.歌と道具」「3.音を奏でる」と題し、市民からの寄贈資料や他館からの借用資料、行政資料など約100点を展示している。

「1.レコード・蓄音機の歴史」のコーナーでは、明治10年(1877年)にトーマス・エジソンが世界ではじめて音を録音・再生できる「フォノグラフ(蓄音機)」を発明してから、明治43年(1910年)に日本初のレコード会社「日本蓄音機商会(ニッポノホン)」が設立され、国産レコードの生産が始まるまでの歴史を紹介しており、実際に蓄音機やレコードや、「長唄」「民謡」「能」「流行歌」「子供のうた」の各ジャンルで当時のレコード及びジャケットが展示している。

特に「能」のジャンルでは、室町時代、観阿弥(かんあみ)・世阿弥(ぜあみ)親子により大成された日本の伝統芸能である能について、能の楽譜である謡本(うたいぼん)や舞台で演者が身に纏う能装束(のうしょうぞく)や能の解説本を展示し紹介している。
能装束は、演者のわずかな動きや能面の角度で様々な感情を表したり、金糸銀糸を使った美しさなど、日本古来の美意識を随所に見ることができる。

続いて「2.歌と道具」では、「ずいずいずっころばし」「だるまさん」「すずめのお宿」「あめふり」「夏は来ぬ」の歌詞とともに歌詞の中での歌われている道具類や箕面の自然や風景パネルを併せて展示。

最後に「3.音を奏でる」では、箏や三味線や大正琴の和楽器、バイオリンやギターやマンドリンなどの洋楽器、三味線の弾き方や箏譜、譜面台などの教本等を展示し紹介。また普段見る機会が少ない箏や大正琴などを間近でみることができる。

●企画展「みのお音楽玉手箱」(開催中)
【期間】~7月5日(水曜日)まで ※毎週木曜日休館
【時間】午前10時~午後5時
【場所】郷土資料館(箕面6-3-1、みのおサンプラザ1号館地下1階)
【費用】無料

●蓄音機実演
【日時】6月18日(日曜日)、6月24日(土曜日)午後2時~3時
【場所】郷土資料館(箕面6-3-1、みのおサンプラザ1号館地下1階)
【内容】レコードを蓄音機で再生して、昔の「音」を体感する
【定員】20人(当日先着順、午後1時30分から整理券配布)
【費用】無料

詳細はコチラから

記事内の情報は取材当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。