-吹田市- 【みんぱく映画会】高福祉国家“北欧”から憧れの日本へ逃亡する少女の視点からみる文化や社会「HARAJUKU」7月29日(土)上映
2023.07.04
上映される機会の少ない文化人類学・民族学に関する貴重な映像資料などを、研究者の解説を交えて上映する「みんぱく 映画会」。
今回はエイリーク・スヴェンソン監督の「HARAJUKU」で、2019年にアマンダ賞を受賞している作品だ。
クリスマスに展開するストーリーで、舞台はノルウェーと日本。
豊かな自然に恵まれた、理想の高福祉国家のイメージが強い“幸せの国”北欧から、憧れの日本へ逃亡を計ろうとする少女の物語を通じ、文化や社会について、見つめ直す機会になるのでは。
定員は350名で事前申込制。
上映後にはオスロ大学 教授の安倍オースタッド玲子氏と映画監督のエイリーク・スヴェンソン氏によるオンライン登壇も予定されている。
申込方法など詳しくは公式サイトを。
<みんぱく映画会「HARAJUKU」概要>
■開催日:7月29日(土)
■時間:13:30~16:15(開場13:00)
■場所:国立民族学博物館 みんぱくインテリジェントホール(講堂)
■定員:350名
■参加費:要展示観覧券(イベント参加費は不要)
■申込:事前申込制(先着順)※ オンライン(ライブ配信)の実施はありません。
■主催:国立民族学博物館
■協力 :Maipo Film
■プログラム:
13:30 –開会挨拶
13:35 –「HARAJUKU」上映開始
15:00 –休憩(15分)
15:15 –解説、質疑応答
16:15 –閉会挨拶
—上映作品—
「HARAJUKU」
クリスマス直前の北欧ノルウェー。
オスロ中央駅で、いつものように親友と過ごしていた少女ヴィルデは、突如として、母の身の異変を告げられます。
母に一体何が?原宿へ憧れる少女は、日本へ逃れようとするものの…。
2018年/ノルウェー/ノルウェー語/83分/日本語字幕あり
【監督】 エイリーク・スヴェンソン(Eirik Svensson)
【プロデューサー】 Cornelia Boysen
【出演】 Ines Høysæter Asserson, Nicolai Cleve Broch, Ingrid Olava, André Sørum,Kjærsti Odden Skjeldal
【配給】 Nordisk Film
—登壇者プロフィール—
安倍オースタッド玲子(オスロ大学 教授) ※オンライン登壇
オスロ大学 文化研究・東洋語学部教授。近代日本文学、文化、現代社会の中で様々な問題に直面する女性の地位が研究対象。日本やノルウェーにおける家族、政治、福祉制度を比較社会学の観点から研究・著述。
エイリーク・スヴェンソン(映画監督) ※オンライン登壇
1983年生、ノルウェー出身。2010年短編映画「Fredag(Friday)」で監督デビュー。2014年「Natt til 17」でベストディレクター賞にノミネート。2019年「HARAJUKU」でアマンダ賞受賞。
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