地域情報紙「City Life」が発信する地域密着のニュースサイト

-吹田市-【吹田市立博物館】吹田の自然を紐解く特別展示「めぐる・かわる・つながる」 自由研究にもぴったりの申込不要イベントも

2023.07.19

吹田市立博物館で7月22日(土)から特別展示「めぐる・かわる・つながる」が開催される。

吹田の自然環境をテーマに、様々な疑問を集め紐解いていく内容だ。

特別展にあわせ、クイズラリーや講演会が実施される。

「勾玉づくり」や吹田の草木で染める「草木染め体験」などワークショップも多数開催。

体験講座では「水と大気のふしぎ・おもしろ実験」や「南極クラス-観測隊の活動を通じて知る南極での生活と自然環境-」など自由研究にも役立ちそうなコンテンツが盛りだくさん。

申込方法など詳しくは公式サイトを。

 

 

 

 

<令和5年度(2023年度)夏季展示「めぐる・かわる・つながる わたしたちの自然環境と生きものたち」概要>

■会期:7月22日(土)~8月24日(木)

■休館日:月曜日

■開館時間:午前9時30分から午後5時15分

■観覧料:

大人200 円(160円)
高大生100 円(80円)
小中生50円(40円)。
※( )内は20名以上の団体割引料金。
※市内在住の65歳以上100 円。
※毎週土曜日は、市内の小中学生は無料(土曜日以外も「ぐるっとすいたカード」をもってくると無料)

※7月22日(土)は観覧無料

■展示趣旨:市民参画展示の観点から公募市民により組織された夏季展示実行委員会による企画、運営展示です。展示は自然界における「循環」や「変遷」、「連鎖」をテーマとし、地球規模から吹田やその周辺へとフォーカスしながら、わたしたちをとりまく大気や水がどのようにめぐり・かわり・生きものの命がつながってきたのか、その自然環境と私たちがどのように関わってきたのかを示す展示を行います。とりわけ「気候変動の加速」と「生物多様性の喪失」を意識した内容とし、市民のみなさんに自然危機の現況について他人事ではなく自身のこととして興味や関心を持っていただき、今後わたしたちに必要な思考やふるまいについて考えていただく場づくりを目指します。

■展示構成・内容
展示構成・内容
(1) いま私たちの地球で起きていること!
近年、人間の活動が影響して起こっている自然環境の大きな変化や危機を紹介するとともに、21世紀に入ってから世界的に環境問題への関心が高まり、人類共通の目標としてSDGsなど持続可能な社会の実現を目指す取り組みが始まっていることを紹介する。

(2)極地(南極地域や北極圏)で起きていること
現在、地球上で起きている自然環境の変化のうち、それが顕著である南極の自然環境と生きものについて、南極地域観測隊の活動を通じて。また南極調査の必要性や、過酷な自然環境での調査活動や、その歴史についての展示を行う。
(協力依頼予定:国立極地研究所、ミサワホーム総合研究所、東近江市立西堀栄三郎記念探検の殿堂)

(3)海から川へ 川から海へ 移動する生物たち
吹田の主要河川である安威川・神崎川が大阪湾や太平洋とつながっていることや、回遊や遡上などの行動で、川と海を移動する生きものについて紹介を行う。あわせて温暖化や水質汚染など近年の環境の変化がそれらの生きものへ及ぼす影響についてもふれる。

(4)安威川・神崎川の環境の変化
安威川・神崎川の昭和30年代から現在にいたる環境の変化について、水質調査データや景観、水辺で見られる生きものなどを通じて紹介する。

(5)かわる、つながる、道をめぐる自然環境の移り変わり
私たちの自然環境を考えるきっかけのひとつとして、吹田市内の主な通りを軸に、その傍にある池や公園を含め、その変遷、地形地質、四季の植物や鳥のことなど、写真を多用して紹介する。

(6)吹田の生きものたちのうつりかわり
旧石器時代には大阪湾が陸地化し、縄文時代には大阪平野の奥深くまで海が入り込んでいたことなど、地球史を身近に感じてもらうとともに、地形や環境の変化にともなって生物相も変化してきたことを伝える。それをふまえ戦前?万博の頃?現在にいたる吹田の環境の変化と、現在よく見られる生きものや保護すべき生きものについて紹介を行う。

(7)バイオミメティクス―生物の形態や構造に学ぶ!
動物や植物が持つ形態や構造の合理性に着目しデザイン・応用された製品を例に、生きものたちがいかに無駄なく命をつないでいるかを紹介し、そこに持続可能な社会を考えるヒントがあるのではないかということを例示する。

(8)水族生態展示 淀川水系の生き物たち
ナマズ、エビ、ウナギ、イモリなど、展示に関連して吹田および淀川水系に関係する水生生物の生態展示を行う。

 

 

 

 

 

記事内の情報は取材当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。